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人工衛星「てるてる」 放出に向け意見交換 駒工宇宙航空研究グループ 長野県

オンライン会議に参加する宇宙航空研究グループのメンバーら

長野県の駒ケ根工業高校(駒ケ根市)機械科の3年生有志が受け継ぐ手のひらサイズの人工衛星「てるてる」の観測プロジェクトで、同校の生徒と観測に参加する国内外の研究者、高校の担当教員が11日、オンラインで会議を開いた。国内のほか、豪州や米国・ハワイとビデオ通話で顔合わせを行い、生徒による概要発表後、来年1月と見込まれる「てるてる」の放出に向けて意見を交わした。

10月26日に宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センター(鹿児島県)からH3ロケットで打ち上げられた「てるてる」は、同30日に長野県出身の油井亀美也宇宙飛行士の操作で国際宇宙ステーション(ISS)に格納された。宇宙空間に放出後は、搭載したLEDパネルが点滅し、地球に向けて「こんにちは」「ありがとう」「会いたいな」「愛してる」などのメッセージを約1年間、モールス信号で地球に送り続ける。

観測にチャレンジするのは北海道から沖縄県までの全20校と3カ所の天文台。海外では豪州の天文台や大学計3カ所とハワイの高校1カ所で協力を依頼し、調整が進んでいる。11日のオンラインミーティングに参加した研究者らは自己紹介で「駒ケ根工業高校の皆さんと一緒に観測ができることを楽しみにしている」などと語り、プロジェクトに期待を寄せた。このうち、ハワイのヒロ高校は、教員と生徒が一緒に観測に挑戦する方向で準備を進めるという。

プロジェクトの概要説明は駒工の宇宙航空研究グループの生徒4人が行った。班長でモールス信号発光のプログラミングを担当した桃澤明聖さん(18)は「多くの皆さんに観測に協力してもらえることがうれしい。宇宙空間に放出された後『てるてる』がちゃんと光ってくれるかどうかは私にとって大切な瞬間。その瞬間をこの目でしっかりと確かめたい」と話していた。

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