長野県諏訪市「魅せる工場見学」 市内製造3社が高校生向けプログラム

イズミの「シゴトゲーム」でノギスを使った測定を体験する諏訪実高校2年生
より多くの人に製造業の仕事に興味を持ってもらおうと、諏訪市が取り組む「魅せる工場見学プロジェクト」に今年度参加した市内製造企業のイズミ、共進、ユーシンの3社が、高校生向けの見学プログラムをつくった。11日に諏訪実業高校(同市)2年生(88人)を招き、プログラムを提供。生徒らは社内見学に加え、業務の疑似体験や原価計算にも取り組み、製造業で働くイメージを膨らませた。
工場見学は企業の魅力をPRする好機―と捉え、県の地域発元気づくり支援金を活用し、昨年度から始めた事業。企業、市、事業受託会社で協議してプログラムを構築するほか、企業の紹介漫画も作る。昨年度は小松精機工作所、ミスズ工業、ライト光機製作所の3社が小中学生向けのプログラムをつくった。
高校生向けプログラムは、製造業の担い手創出につなげるため、”製造企業で働くイメージ”の醸成を意識。各社が業務の一部を疑似体験する「シゴトゲーム」を用意し、製品の原価・見積計算も組み込んだ。また、社内見学は、製造現場だけでなく、総務や生産管理などの間接部門も対象とした。
同校の見学は、生徒に事前に紹介漫画を読んでもらい、行きたい会社の希望調査をして訪問先を振り分け。見学に先立ち、昨年度参加した3社のうちの1社を訪問し、会社概要を聞いたり、若手社員との座談を行ったりもした。
アルミダイカスト製品の成型・加工などを行うイズミのシゴトゲームは「ノギスを使った測定」「不良品の発見」「アルミ製品のトリミング」の3種類。生徒27人が6班に分かれ、入れ替わりで10分ずつ、社員に教えてもらいながら取り組んだ。商業科の浅川愛綾さんは「作業が意外と楽しかった。進路で製造業は頭になかったけど、少し気になるようになった」と話した。
同社の長田篤彦社長は「今県内では人手不足で、採用競争も厳しい。ぜひ学生たちに、すごい仕事をやっている中小の会社が地元にもたくさんあることを知ってほしい」と語った。
市商工課は来年度以降、製造業以外の企業でも見学プログラムづくりを進めていきたいとしている。
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