全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

新千歳空港国内線ビル再編終了 旅客増に対応、利便性一層向上

再編工事を終えた国内線ターミナルビル。ANA出発カウンターは自動手荷物預け機が並ぶ

 新千歳空港ターミナルビルディングによる同国内線ビル再編工事が7月31日、終了した。2015年3月に着工し、230億円を投入して保安検査場や出発カウンターといった施設を再編し、搭乗待合室などを拡張してきた。同社の永井誠一常務は「より使いやすいビルになることができた。一層の利便性向上に向けて円滑に運営したい」と話している。

 再編の対象は国内線ビル1~3階の延べ4万7000平方メートル。同日、200人を収容可能な北側バスラウンジの新設工事が完了し、全日程を終えた。

 事業費は、労務費の高騰や天井の耐震化など新たな工事が必要になったことで、当初見込みの約200億円から30億円増。工事終了日も予定していた今年3月末から4カ月延びた。

 再編工事はビルを運用しながら実施。2階の全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)の出発カウンターを移転し、AIRDO(エア・ドゥ)カウンターを拡張。1階にあったピーチ・アビエーション、バニラ・エア、春秋航空日本の格安航空会社(LCC)3社のカウンターと、ANA団体カウンターを2階に移転することで、国内線の搭乗手続き機能を2階に集約し、利便性の向上を図った。

 また、ビル内の混雑解消へ向け、16年5月、1階にオープンスポットに向かうバス利用者のラウンジを新設した。17年4月には2階に中央保安検査場を設置。同年、受託手荷物を搬送設備で自動検査するシステムも導入した。

 防災機能の強化も実施。スプリンクラーを設置したほか、トイレなどのバリアフリー化も手掛けた。

 同ビルは1992年に供用開始。2010年に国際線ターミナルビルを新設し、国際線の機能を切り離した。その際に空き区画となった旧国際線エリアを改修することで、国内線エリアの機能拡充を図ってきた。それでも、近年の規制緩和を受けた航空会社の新規参入による旅客増で施設は手狭となり、サービス多様化への対応も求められ、今回の再編工事を行った。

 ◇再編された施設と供用開始時期

2015年3月 着工     12月 スカイマーク、フジドリームエアラインズ新カウンター   16年5月 南側バスラウンジ      6月 JALラウンジ     12月 JALカウンター   17年4月 中央保安検査場      9月 ANAラウンジ     11月 ANAカウンター   18年1月 ANA団体、エア・ドゥ、LCCカウンター      7月 工事完了      8月 北側バスラウンジ

関連記事

紀伊民報社

湯煙の中、かるた争奪戦 本宮の仙人風呂

 和歌山県田辺市本宮町川湯にある河原に設けられた大露天風呂「仙人風呂」で19日、新春恒例のかるた大会が開かれた。4人一組の17チームが参加し、水しぶきを上げながら湯船に浮かんだ木製の札を取り合っ...

荘内日報社

熱々どんがら汁と地酒に舌鼓 好天の下 鶴岡・日本海寒鱈まつり盛況

 鶴岡市の「日本海寒鱈(かんだら)まつり」が19日、鶴岡銀座通り特設会場で行われた。この日はすっきりと晴れ渡る好天に恵まれ、例年以上に大勢の家族連れや観光客で会場は大混雑。用意した約5000食が飛ぶよう...

全国ドトールのBGMに十勝のバイオリニスト和光さんの楽曲

 十勝を拠点に活動するバイオリニスト和光憂人さん(34)が初めて作曲した「Light of my life」(Wako&Nagao)が、全国のドトールコーヒーショップ店内のBGMに採用された。午前...

上方地区が5連覇 奄美市地区対抗駅伝 8地区の代表選手が力走

 第58回成人祝賀奄美市地区対抗駅伝競走大会(奄美市、同教委、同体育協会主催)は19日、鹿児島県同市の名瀬小学校前を発着点に名瀬地区一円を周る20区間42・195キロのコースであり、上方地区が大...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク