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紀伊民報社

濃厚な甘さ「木熟みかん」 和歌山・紀南で収穫始まる

甘く仕上げた「木熟みかん」を収穫する農家(4日、和歌山県田辺市上三栖で)

 和歌山県の紀南地方で、長期間木に実をならせて熟した早生温州ミカン「木熟みかん」の収穫が始まった。

 JAわかやま紀南地域本部(田辺市)の管内では、早生温州の収穫は11月初旬から始まっているが、11月下旬以降、開花からおおむね200日以上木に実をならせて生育したミカンを「木熟みかん」のブランドで出荷している。
 糖酸度センサー選果機で、糖度11%台を「木熟みかん」、糖度12%台を「木熟みかん 天」として選別。関東や関西方面の市場に出荷しており、年末の贈答品として人気が高い。
 収穫は来年2月ごろまで続く。今季は平年と比べると実の数は少ないが、実の肥大は良くなってきているという。不作だった昨季比151%、1200トンの市場販売を計画している。
 田辺市上秋津の農家、田中大介さん(48)は上秋津や同市上三栖に約70アールの温州ミカンの畑があり、そのうち木熟ミカンは約30アールで栽培している。品質向上のため、地面にマルチシートを敷いて水分調整をするなどして育てており、今季は例年並みの6トンくらいの収穫を見込んでいる。
 田中さんは「甘くて濃い味のおいしいミカンができている。ぜひ買って皆さんに食べていただきたい」と語った。

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