全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

紀伊民報社

採蜜が最盛期 「風味良い」と人気

蜜を採るためゴーラから蜂の巣を取り出す養蜂家(古座川町で)

 和歌山県紀南地方の山間部で、ニホンミツバチの巣箱「ゴーラ」から蜜を採る「蜜切り」の作業が最盛期を迎えている。各地で特産の蜂蜜として売られ、「風味が良い」と人気。盆すぎまで続く。

 ゴーラは杉の丸太をくりぬいて作った巣箱。木の洞に営巣するニホンミツバチの習性を利用した養蜂で、紀南の山間部のあちらこちらでされている。  新緑の季節に巣分かれしたハチの群れをすまわせ、そのハチが作った蜜を夏場に採取する。ハチが越冬できるよう、巣を半分だけ残して切り、切り取った巣から滴り落ちる蜜をざるでこし、数日置くと浮いてくる不純物を取り除いて瓶詰めする。  ニホンミツバチの蜜は森の木から集めるため「風味が良い」といわれる。西洋ミツバチの蜜と比べると粘りけがあり、そのためか「味が濃い」という人もいる。  紀南地方では各地の道の駅や農作物直売所で販売されている。県外の蜂蜜専門店に出荷する養蜂家もいる。  古座川町高池の橋本尚視さん(66)は30年以上、ニホンミツバチの養蜂を続け、60歳の退職後から本格的に取り組んでいる。今年は梅雨明けして約1週間たった7月中旬から蜜切りを始めた。「暑い日が続いているので、より濃厚な蜂蜜に仕上がっている」と話す。  橋本さんによると、蜂蜜は栄養食品で、今も昔も農業や山仕事をする人たちが夏バテ防止にと毎日食べているという。  古座川町では、ニホンミツバチの養蜂が盛んで、町へのふるさと納税の返礼品にもなっている。かつて同町松根の大河地区で採れる蜂蜜は品質が良いことで知られ、徳川将軍家にも献上されたといわれる。

関連記事

平均白化率が8割に 環境相 石西礁湖サンゴ、大幅悪化

 環境省は9日、石垣島と西表島の間に広がる石西礁湖でサンゴの白化現象を調査した結果、全調査地点の平均白化率が84・0%、生きているサンゴが占める範囲を表す平均被度は17・4%だったと発表した。平均白化...

長野日報社

棚田保全、協働で推進 信州大農学部とワッカアグリ協定締結

 信州大学農学部(長野県南箕輪村)と、伊那市長谷中尾の棚田で輸出用の米作りに取り組む農業法人「Wakka Agri(ワッカアグリ)」(同市)は10日、協働して棚田の保全活動を進めるため、「棚田パートナーシ...

紀伊民報社

1500メートルで大会新 全日本マスターズ陸上 W45の部 田辺の堀木さん

 第45回全日本マスターズ陸上競技選手権2024京都大会(日本マスターズ陸上競技連合主催)がこのほど、京都市であり、和歌山県田辺市目良の堀木真由さん(46)が、W45(女子45~49歳)1500...

荘内日報社

地域リーダー担い手育成 1期生26人参加 「SHONAI政経塾」開講

 地方創生を担う次世代の地域リーダー育成を目的とした「SHONAI政経塾」の開講式が9日、鶴岡市北京田のショウナイホテル「スイデンテラス」で行われた。30代前後の若者や女性を中心に、定員を超える26人の...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク