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紀伊民報社

採蜜が最盛期 「風味良い」と人気

蜜を採るためゴーラから蜂の巣を取り出す養蜂家(古座川町で)

 和歌山県紀南地方の山間部で、ニホンミツバチの巣箱「ゴーラ」から蜜を採る「蜜切り」の作業が最盛期を迎えている。各地で特産の蜂蜜として売られ、「風味が良い」と人気。盆すぎまで続く。

 ゴーラは杉の丸太をくりぬいて作った巣箱。木の洞に営巣するニホンミツバチの習性を利用した養蜂で、紀南の山間部のあちらこちらでされている。  新緑の季節に巣分かれしたハチの群れをすまわせ、そのハチが作った蜜を夏場に採取する。ハチが越冬できるよう、巣を半分だけ残して切り、切り取った巣から滴り落ちる蜜をざるでこし、数日置くと浮いてくる不純物を取り除いて瓶詰めする。  ニホンミツバチの蜜は森の木から集めるため「風味が良い」といわれる。西洋ミツバチの蜜と比べると粘りけがあり、そのためか「味が濃い」という人もいる。  紀南地方では各地の道の駅や農作物直売所で販売されている。県外の蜂蜜専門店に出荷する養蜂家もいる。  古座川町高池の橋本尚視さん(66)は30年以上、ニホンミツバチの養蜂を続け、60歳の退職後から本格的に取り組んでいる。今年は梅雨明けして約1週間たった7月中旬から蜜切りを始めた。「暑い日が続いているので、より濃厚な蜂蜜に仕上がっている」と話す。  橋本さんによると、蜂蜜は栄養食品で、今も昔も農業や山仕事をする人たちが夏バテ防止にと毎日食べているという。  古座川町では、ニホンミツバチの養蜂が盛んで、町へのふるさと納税の返礼品にもなっている。かつて同町松根の大河地区で採れる蜂蜜は品質が良いことで知られ、徳川将軍家にも献上されたといわれる。

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