若狭・松山旗頭実行委のメンバーら参加 大川字会オンプールに

大川字会のオンプールに参加した若狭松山旗頭実行委や垣花旗頭同好会のメンバーたち=30日夕、大石垣御嶽
大川字会(砂川長紀会長)のオンプールに、若狭・松山旗頭実行委員会(上原康弘実行委員長)のメンバーら本島の旗頭持ち14人と家族が参加し、違いや文化の継承について考えた。
石垣市出身で現在は那覇市に住み、垣花旗頭同好会の会長を務める崎山誠さん(43)が以前、仕事で石垣に滞在していた際に大川旗頭・棒獅子保存会の山根稔副会長と知り合い、本島と石垣の垣根を超えて交流するようになったという。
若狭・松山旗頭実行委からは今回6人が初参加。この日は大川の旗頭「ズルカキ(さがりばな)」を持ったという上原実行委員長(45)は「持ち方や棹の長さが那覇とは違う。石垣の方が長く、那覇の方が重い」と感想。後継者不足が課題といい、「那覇では旗頭を持たされているという感覚があり、旗頭の持つ意味を教えられる人も少なくなってきている。大川のオンプールを見て、地域全体で行事に取り組んでいるのを感じた。子どもたちが楽しめる雰囲気づくりを大切にしていきたい」と抱負。
崎山さんも「那覇とは違って地域の人の祭りに対する熱意がすごい。(垣花旗頭同好会でも)後継者不足が課題。見習いたい」と決意を新たにしていた。
関連記事
冷たい川に入り心意気示す 出羽三山神社神職養成所 「卒業禊」男性3人臨む
出羽三山神社神職養成所(所長・宮野直生宮司)の「卒業禊(みそぎ)」が20日朝、羽黒山中を流れる祓川(はらいがわ)で行われた。 禊に臨んだのは2年の過程を修了した高橋友徳さん(24)=秋田県=と保積...
忠類の森カフェ3月閉店 但馬さんへバトンタッチ
幕別町内の森カフェTomono(忠類東宝)が31日に閉店する。4月22日からは東京都出身で上川管内占冠村トマム在住の但馬望里(みのり)さん(26)が十勝に移住し、同地で「Cafe森の音こ(もりの...
4年ぶりにくすのきカントリーマラソン 813人が力走【宇部】
4年ぶりとなる「くすのきカントリーマラソン」が19日、万倉ふれあいセンター前を発着点とするコースで開かれた。フルマラソンの部、10㌔の部の2種目に、北海道から鹿児島県まで全国各地の老若男女81...
えらぶ郷土研会が活動休止 島の文化、歴史保存に貢献 若手に期待、思い託す
鹿児島県沖永良部島の「えらぶ郷土研究会」(先田光演会長、会員約40人)は2022年度末で活動を休止する。「えらぶ郷土研会報」も57号をもって終刊。会報発行は前身の沖永良部郷土研究会(1998年...