一日駅長で児童活躍/JR釧路湿原駅30周年

JR釧路湿原駅の開駅30周年を祝う記念セレモニーが29日、同駅で行われた。町特産の昆布を乗客に配布したほか、町立遠矢小学校の児童5人が一日駅長を務め、人気観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」の出発合図などを行い、セレモニーを盛り上げた。
同イベントは釧路町とJR北海道釧路支社の共催。釧路湿原駅は、1988年7月23日に開業。釧路湿原国立公園の玄関口として多くの観光客が利用している。
記念セレモニーでは、207人の乗客を乗せたノロッコ2号が同駅に5分間臨時停車し、佐藤広高町長らが乗客に町特産の「サオマエコンブ」、昆布森漁協女性部製造の「すりむ昆布」、同支社特製のメモ帳などを配布。制服に身を包んだ一日駅長の兒玉鷲人君、澤口翔君、鹿川航生君、岩山埜愛さん、山内妃杏?さんが車内アナウンスで釧路町や釧路湿原を紹介し、同支社の萩原国彦支社長らが見守る中、原政巳JR釧路駅長と共に「出発進行」と右手を上げ、元気良く出発合図を行い列車を見送った。
5人を代表して山内さんは「いろいろな人たちに喜んでもらえて楽しかった」と達成感あふれた笑顔で話していた。原駅長は「多くのお客さまをお出迎え、お見送りしてもらい100点満点です」と5人の頑張りに目を細めていた。佐藤町長は「釧路湿原に接する駅。オホーツクにつながる観光路線として、駅舎や鉄路をこのまま残してもらいたい」と話していた。
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