久場さん、長崎嶽神司に

「白チョーキン(神衣装)」に袖を通して長崎嶽の神司に就く久場末子さん=12日午前、石垣市新川
石垣市新川にある長崎嶽の神司に久場末子さん(66)=新栄町=が12日、新たに就いた。長崎嶽で神司の誕生は22年ぶり。厳粛に神開きの儀式が執り行われた。久場さんは「今日から神司として座る。私自身、力をいっぱいもらって皆さんと協力しながら字民の繁栄に関わっていきたい」と意気込みを語った。
新川字会によると、長崎嶽では前司の崎枝キヨさんが逝去して22年間、神司の不在が続いた。その間、字会の「女村役者」と呼ばれる女性6人(シジャヤク、ナカヤク、ウトゥドゥヤク)が代理で祭祀行事をしてきた。
このほど、神からのお告げで久場さんが神司に座ることになった。
同日午前、長崎嶽では供物が供えられ、字会役員や女村役者らが見守る中、久場さんは「白チョーキン(神衣装)」に袖を通し、香炉に向かって海・山、水の神、氏神などに対して祈願をした。
神司として初めて大役を務めた久場さんは「長崎御嶽の神様といろんなところをつないだ。五穀豊穣や字民の繁栄などの願いができた」と話した。
宜野座安夫字会長は「司が22年間途絶えて、その間は女役者の6人がずっと交代して長崎御嶽を守ってきた。大変なご苦労だったと思う。本日、司が新しく誕生したので女役者の皆さんも久場さんの下でよろしくお願い申し上げる」とあいさつした。
今後、女村役者たちと一緒に年間10以上の神事をしていく。直近だと今月に控える「十月タカビ」。
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