「旅と日々」凱旋 庄内ロケ語る スイス・ロカルノ国際映画祭金豹賞 三宅監督「雪景色印象深い」
庄内地方で撮影された映画「旅と日々」の三宅唄監督のトークイベントが8日、三川町のイオンシネマ三川で行われた。今年8月、スイスのロカルノ国際映画祭で、日本人監督としては18年ぶりに最高賞の「金豹(ひょう)賞」を獲得した作品で、三宅監督がロケ地に“凱旋”(がいせん)。庄内ロケのエピソードなどを語った。

“凱旋トーク”で庄内ロケのエピソードなどを語る三宅監督=8日、イオンシネマ三川
作品は漫画家・つげ義春さんの「海辺の叙景」「ぼんやら洞のべんさん」が原作で、伊豆諸島の一つ神津島の夏と、雪景色の庄内の冬を舞台に撮影された。行き詰まった脚本家が旅先で出会いをきっかけに歩みを進めるストーリーで、主演は日韓で活躍するシム・ウンギョンさんが務め、冬編の庄内には堤真一さんが庄内弁で出演。劇中劇の夏編には河合優実さんが登場している。庄内ロケは今年2―3月に鶴岡市のスタジオセディック庄内オープンセットをはじめ、玉川寺や三川橋、羽黒町大口、朝日地域、あつみ温泉など各地で行われた。7日から全国公開。
イオンシネマ三川での上映に合わせた「凱旋トーク」で三宅監督は、庄内ロケ初日の撮影の際、突然の風で主人公の帽子が飛ばされる思いがけないシーンが撮れ、「庄内で歓迎されていると感じ、その瞬間にこの作品は楽しくなりそうだと思った」と話した。撮影休みの時、堤さんは温泉巡りを楽しんでいたことや、冬編には出演しない河合さんがどんな作品になるか見てみたいとわざわざ鶴岡を訪れて撮影を見守った後、温泉に入ってすしを食べて帰ったことなどエピソードを紹介した。
庄内の人に向けたシムさんと堤さんのビデオメッセージもスクリーンに映し出され、2人は「そばがおいしかった」と口をそろえ、堤さんは「プライベート旅行で来たいと思うぐらいすてきな場所だった」、シムさんは「雪がたくさん降って、子どものようにはしゃいで撮影に臨んだ。カフェに行ったら声を掛けられてうれしかった」など庄内ロケを振り返っていた。
三宅監督は「毎日違う、一日のうちでも朝と昼と夜とで違う雪景色が良くて、印象深かった。海外でも上映され、どの国の人たちからも『あの場所はどこですか』と反応があり、山形・庄内ですよと皆さんに伝えている」と話し、「雪景色や夜のシーンが多く、ぜひ映画館の暗い中で多くの方々から見てほしい」と語った。「旅と日々」はイオンシネマ三川で上映中。

雪景色の庄内で撮影された「旅と日々」の一場面(Ⓒ『旅と日々』製作委員会)
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