キヌサヤ出荷始まる 和歌山県印南町で

キヌサヤエンドウを箱詰めする職員(和歌山県印南町島田で)
和歌山県印南町にあるJAわかやま紀州地域本部の豆部会(清水章広部会長)は、キヌサヤエンドウの出荷を始めた。平年より生育が10日ほど遅れているが、品質は良好。主に中京方面に出荷しており、今年は管内で約400トンの収量を見込んでいる。
豆部会では約250戸の農家が計20ヘクタールの園地でキヌサヤエンドウを育てている。管内で栽培されているキヌサヤエンドウの約7割が「紀州さや美人」と呼ばれる品種で、シャキシャキとした食感が特徴。年末年始やひな祭りの時期には市場の引き合いが強くなる。
例年は8月中旬に苗を植えるが、今年は猛暑を回避するため、1週間遅らせた農家が多かった。雨も少なく、途中で枯れる苗もあったという。出荷は昨年より2日遅れたが、部会による選別の徹底もあり、品質は良好。ハウス栽培が中心となる厳寒期を含め、出荷は4月下旬まで続く。
管内で栽培されたキヌサヤエンドウは、全て印南町島田の切目野菜集出荷場に集まる。生産者が選別したものを計量し、病気や房に傷みがないか目視で検品する。サイズごとに四つの等級に分け、センサーで異物混入がないか確認してから箱詰めする。中京方面を中心に関東、関西に出荷している。
JA紀州販売担当者は「彩りもよく、いろんな料理に使ってもらえたら。農産地を守るため、高く安定した価格で販売できるよう努めたい」と話した。
紀南では、ほんまもんふるさと産地直売所(みなべ町東吉田)やフレッシュマート特産品直売所(印南町印南)でも販売している。
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