宇部市主催のウベ・アーバン・スポーツ・フェス２０２５と市スポーツコミッション（長谷亮佑会長）主催のスポーツコミッションフェスタ２０２５は１３日、恩田スポーツパークで開かれた。約１万人が都市型スポーツやニュースポーツで体を動かし、魅力を体感した。

　屋根付きグラウンドでの開会セレモニーでは、篠﨑圭二市長が「スポーツコミッションフェスタと合同開催し、誰もがスポーツを楽しめる祭典となった。スポーツの日に体を動かして元気になってほしい」とあいさつ。ゲストらの餅まきも行った。

　アーバンスポーツフェスの「スケートボード・ウベ・オンダ・ジャム」では、２０１３年のスケートボードワールドカップで日本人初の優勝を飾った瀬尻稜選手（２８）が圧巻の技を披露。１６年のダブルダッチ世界王者で関西を中心に活動している「Ｆａｔ　ｍａｎ　Ｃｒｅｗ」はアクロバットパフォーマンスを繰り広げ、子どもたちも体験。３×３（３人制バスケットボール）ではプロチームのスリストム広島の選手と来場者によるエキシビションマッチが展開された。

　フランス軍発祥のパルクール、バドミントンコートの広さでプラスチック製のボールを打ち合う「ピックルボール」なども行われ盛り上がった。

　スポーツコミッションフェスタは市野球場「ユーピーアールスタジアム」であり、ストレッチポールなどで姿勢を改善する「体幹ケア」、けがの予防や心身の疲労回復を目的としたオイルケア「スポーツアロマケア・リラグゼーションアロマケア」、宇部高専の学生たちのＩＣＴ技術を活用した新しいスポーツ体験会、パラスポーツのボッチャ体験コーナーなどが並んだ。日本女子フットサルリーグに参戦しているミネルバ宇部の選手とのフットサル体験会、アウトドアスポーツ「サイクル」体験キャラバンでは、親子で体を動かした。

　市陸上競技場ではスポちゃれ祭が行われ、５０㍍走・ソフトボール投げなどの体力測定や各種ニュースポーツを体験した。

　常盤小１年の小坂颯君は「たくさんのスポーツがあり、なかなか見られない選手たちの迫力ある技を見ることができて満足」と話した。

アクロバチックな技を披露する参加者（恩田スポーツパークで）