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長野日報社

登戸研究所平和資料館 開設1周年にリニューアル 長野県駒ケ根市

2階展示室の展示を見つめる来場者

 太平洋戦争末期に長野県上伊那地域などに移転した秘密謀略機関「陸軍登戸研究所」の実態を伝える駒ケ根市登戸研究所平和資料館(同市中沢)が開設1周年に当たる12日、展示スペースを拡充し、リニューアルオープンした。同館を運営する登戸研究所調査研究会が開設1周年のつどいと新展示説明会を開き、約40人が参加。新たな展示のコンセプトを紹介し、研究のさらなる進展に向けた思いを共有した。

 資料館は市民俗資料館内にあり、昨年10月の開設以来、1階のロビーと1室を展示室としてきた。今回のリニューアルでは、2階の1室が平和資料館の新たな展示室として加わり、スペースは従来の約1.8倍に広がった。

 リニューアル後は1階を基本展示と当時の実態を探った最新の調査結果の発表の場とし、2階の基本コンセプトを「未来につなぐ」とした。2階では上伊那に移転した登戸研究所の実態解明のきっかけとなった「赤穂高校平和ゼミナール」の学習成果などを展示し、戦争と平和について語らう学び合いのスペースとしても活用する。

 最新の調査研究結果のコーナーでは当時、旧日本軍が政府中枢を松代(長野市)に移し、本土決戦を見据えた場合に想定される上伊那地域の役割について伝えている。遠州灘から上陸し、天竜川を北上する米軍に対し、子どもやお年寄り、女性たちをゲリラ戦の最前線に立たせようとしていた可能性を指摘している。

 小木曽伸一共同代表(77)=同市飯坂=は「平和資料館が開設から1年を経てリニューアル、発展できたのは多くの皆さんの理解と支援のおかげ。戦争末期にこの地で、この場所で何が行われたかを想像できる場所になっていってほしい。市民俗資料館の展示物と一体的に捉えてもらい、地域とより深く関わっていくことが一層大事になる」と語った。

 同館は9月に来館者が1000人を超えた。開館日は土日祝日または予約があった場合の平日で時間は午前10時から午後4時まで。12~2月は休館。入館無料。問い合わせは市立博物館(電話0265・83・1135)へ。

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