鶴岡 銀座通りに「パークレット」 19日まで社会実験 まちなかライブラリー まちバル銀ぶらナイト
鶴岡市の銀座通り商店街で9日、車道や歩道の一部を活用し、歩行者が滞留・休憩できる空間を創出する「パークレット」の社会実験が始まった。商店街の一角に車止めのバリケードを設置して歩行者のための空間をつくり、多彩なイベントの開催と合わせて中心商店街のにぎわいづくりにつなげ、今後の同商店街の在り方を探る。
社会実験は鶴岡銀座商店街振興組合と市が連携して実施し、19日(日)まで継続する。4つのブロックに分かれる銀座通りのうち、まちづくりスタジオDadaがある第3ブロックを中心に、北隣の第2ブロックと合わせて約270メートル区間に2車線ある車道の1車線分をバリケードで囲い、歩行者が歩いたり滞在したりできる空間をつくった。
アーケード下の歩道とこの空間を活用し、歩道にテーブルやいすを置いて休憩できるようにした箇所では歩行者が車道側を歩けるようにした。社会実験に連携した商店街のイベントでは、商店主たちが選んだお薦めの本を読むことができる「まちなかライブラリー」や、美術団体・白甕社会員の作品を協力店に展示する「まちなかギャラリー」、移動販売車やキッチンカーの出店、DIYワークショップ、参加飲食店で使える割安チケット販売による「まちバル―鶴岡銀ぶらNight(ナイト)」などが期間中に繰り広げられる。
社会実験初日の9日は、近くのマリア幼稚園の園児たちが訪れ、車道のパークレット空間に設けられた路面へのチョークお絵描きを楽しんでいた。市都市計画課の担当者は「銀座通りと平行する川端通りの一方通行が解除され、銀座通りの通過交通の減少が見込まれる。今回の11日間連続の社会実験を通じて銀座通りの日常的な人の流れや滞留を調べ、歩いて楽しい商店街づくりに向けた検討材料にしたい」と話している。

パークレット社会実験で設けられた空間で遊ぶマリア幼稚園の子どもたち=9日
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