全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

友好のシンボル大切に 鶴岡市・ラフォア市 国際村の「カーズ」修復 友好協会と市民ボランティア力合わせ

 鶴岡市と友好都市盟約を結ぶフランス領・ニューカレドニアのラフォア市から贈られた儀礼の館「カーズ」の修復が4、5の両日、鶴岡市伊勢原町の出羽庄内国際村で行われた。

 「カーズ」は1998年、鶴岡とラフォアの友好のシンボルとして国際村の一角に建てられた。フランス国外には、ここ鶴岡だけにしかない。前回の修復から10年が経過し、屋根が傷んできたことから葺き替えを中心に補修することにした。

 修復には鶴岡・ラフォア友好協会(黒井秀治会長)の会員や市民ボランティアら合わせて24人が参加。用意した長さ約3メートルの新しい茅の束(500束)を屋根に継ぎ足した。来鶴したラフォア・鶴岡友好協会のフィリップ・ロンバルデ会長(70)も作業を手伝った。

 市国際交流員のドルセ・クリステルさん(26)=フランス出身=の通訳を通してフィリップ会長は「今回、2回目の補修となったが、雪国なのにカーズの保存状態はとてもいいと思う。大切にする鶴岡市民の思いが伝わってくる。個人的には近い将来、ラフォアと鶴岡の子どもたちがお互いの食文化を学ぶ活動をしてみたい希望がある。ぜひ実現させたい」と笑顔を見せた。

 黒井会長は「今年がラフォアと鶴岡市が友好都市の盟約を結んで30年。来年に鶴岡市民がラフォアに行って友好の絆を深められればと思う。カーズは大切な友好のシンボルなので末永く守り続けたい」と語った。

 フィリップ会長は7日に鶴岡市を表敬訪問。8日はラフォアライオンズクラブと鶴岡ライオンズクラブの友好クラブ盟約25周年記念式典(湯野浜・愉海亭みやじま)に出席した。

屋根を修復する市民ボランティア。手前はフィリップ会長(左)と黒井会長=4日

【儀礼の館カーズ】 ニューカレドニア先住民族の伝統的な建物。さまざまな儀礼や部族のチーフが重要な話し合いをする。石積みの土台に「ニヤウリ」の木で大黒柱を建てて骨組みを張り巡らせ、側面はココヤシやパーイという草のワラ(鶴岡のカーズは国産のワラ)で覆う。屋根の先端には重さ60キロもある「魔よけの矢」が飾られている。内部には木彫りの像が置かれ、邪悪な霊が入らないよう門番の役割のような意味があるという。鶴岡のカーズは部族を代表する人たちが直接建てた。世界では初めてニューカレドニア以外の地にできたもので、とても貴重とされている。

関連記事

紀伊民報社

新デザインで運行 JR西の特急「パンダくろしお」

 JR西日本は11日、新しいデザインとなった特急「パンダくろしお」の運行を始めた。人気ゲーム「ファイナルファンタジー」などのデザインで知られる天野喜孝さんが描いたアート作品を基に、車両にラッピン...

カムイサウルス創生 トレインをお披露目 JR北 新たなラッピング列車

 JR北海道は8日、キハ150形のラッピング列車「カムイサウルス創生トレイン」をお披露目した。2018年9月の胆振東部地震後、日高線などで運行された「カムイサウルス復興トレイン」に代わる新車両で、...

荘内日報社

山形5ゴルフ場と台湾2ゴルフ場 日台ゴルフ友好契約 観光振興へアプローチショ..

 ゴルフを通じた本県と台湾の交流拡大を目的にした「日台ゴルフ友好契約」の締結式が6日夜、台湾・台北市のハワードプラザホテル台北で開かれた。県内の5ゴルフ場、台湾の2ゴルフ場相互に会員が優待料金でプレー...

桃田さんのプレーに興奮 バドミントン元世界王者 鹿追で小中高生に教室

 バドミントン元世界王者の桃田賢斗さん(31)を講師に招いたバドミントン教室が9日、鹿追町総合スポーツセンターで開かれた。町内の小中高生ら56人が参加し、憧れのスターが見せる世界レベルのプレーに目...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク