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樹木園に新たな命吹き込む 鶴岡 湯田川フィールドミュージアムに再生 東北芸工大生と地元住民力合わせ

 東北芸術工科大学の学生と鶴岡市湯田川の住民が、長年手つかずの状態となっていた「湯田川樹木園」に新たな命を吹き込んだ。かつて子どもたちの遊び場や住民の憩いの場として親しまれていた裏山の樹木園を、人々が集う「湯田川フィールドミュージアム」に再生した。

開園を祝い記念撮影する東北芸術工科大学の学生と湯田川の住民

 フィールドミュージアムは、単に公園の機能を果たすだけでなく「地域そのものが博物館」をコンセプトにした。自然、文化、歴史が学べるエリアにしようと2022年に同大学コミュニティデザイン科の学生と湯田川の有志で組織する「湯田川の未来を語り合う会」がミュージアム構想づくりに乗り出した。

 由豆佐売(ゆずさめ)神社の裏山に位置する湯田川樹木園は人口減少と高齢化で約20年以上にわたって手入れが行き届かず「やぶ化」状態に。毎月2回のペースで学生と住民がうっそうとした雑木林を切り開いたり各ポイントに竹で作ったベンチを設置、遊歩道に積もった落ち葉を取り除いて散歩して楽しい空間に整えた。斜面にはアジサイ30株を植えた。

 先月27日に現地で開園セレモニーが開かれ、学生と住民がフィールドミュージアムの入り口となる由豆佐売神社の参道前で記念撮影。学生が園内を案内し親子連れと一緒にアジサイを記念植樹した。午後7時からは参道一帯を竹灯籠でともして幻想的な世界を演出した。

 コミュニティデザイン科3年の土屋虹之(こうの)さん(21)は「この3年間、湯田川の方たちと一緒に汗を流して整備してきた。これで終わりではなくここからがスタート。ミュージアムに温泉客や行楽客が立ち寄ってくれるよう、また住民の方たちとアイデアを出し合ってより良い空間にしていきたい」と話した。

 湯田川住民会の後藤雅彦会長(66)は「学生さんが着目しなければ地域再生はあり得なかったと思う。感謝したい」と語った。

アジサイの記念植樹=9月27日

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