猛暑の中、田辺祭始まる

市街地を出発し、合流する各地区の笠鉾(24日、田辺市古尾で)
和歌山県田辺市東陽、世界遺産・闘鶏神社の例大祭「田辺祭」が24日始まった。厳しい日差しが照り付ける中、各地区の氏子らが引く笠鉾(かさほこ)や衣笠(きぬがさ)が市街地を巡行した。
紀州東照宮(和歌山市)の「和歌祭」、粉河産土神社(紀の川市)の「粉河祭」と並び紀州三大祭りとして、県無形民俗文化財に指定されている。本町、福路町、紺屋町、片町、栄町、北新町、南新町、江川の8地区が笠鉾と衣笠を計10基出している。 宵宮のこの日は午前9時20分ごろ、人形などを飾った各地区の笠鉾と衣笠が本町の旧会津橋近くにそろった。みこしや馬に乗った稚児の後、江川漁港内の「お旅所」へ向かった。 氏子らは猛暑の中、汗を拭って笠鉾や衣笠を引き、笠鉾内でお囃子(はやし)を鳴り響かせた。 午後も市街地を巡行し、夕方に闘鶏神社の鳥居前参道で、夜には旧会津橋で引きそろう。25日の本祭では神社で暁の祭典や宮入り、流鏑馬(やぶさめ)式などがあり、最後には今年も宮路通りで笠鉾と衣笠が引きそろう。
関連記事
サイクルバスの本格導入へ 田原市が実証運行
田原市はサイクリストの誘客を狙い、21日まで市内を循環する路線バスに自転車用ラックを備えた「サイクルバス」を実証運行をした。期間中、複数の市職員が乗車体験。ラックの使い勝手や周遊体験で得た知見を基...
秋田県知事選の期日前投票始まる 能代山本の有権者、一票に思い託す
任期満了に伴う知事選は21日、県内各地で期日前投票が始まった。4期務めた佐竹敬久知事が退任することに伴い、16年ぶりの誕生となる新リーダーを選ぶ重要な選挙。能代山本の4市町でも、各投票所に有権者...
サメ漁獲で同行体験 乗船しテストツアー 宮総実高生徒
宮古総合実業高校商業科2年生は21日、サメ漁獲同行体験のテストツアーを行った。5人の生徒と教職員が池間漁協所属の漁船に乗船し、サメを釣り上げる様子を見学。帰港後は解体方法を習ったり、試食したりして...
100周年記念誌を贈呈
白保女性会(世持カツ子会長)は21日、創立100周年記念誌「つなぐ」を石垣市と石垣市教育委員会へ寄贈した。 同会は1921(大正10)年に白保婦人会として設立され、郡内で最も歴史の長い女性の会となって...