「帯広メロン」の出荷が24日始まった。管内6軒の生産者がハウス栽培し、糖度は15度以上と高く、甘くて爽やかな味が特徴だ。今年産は、イトーヨーカドー帯広店など管内小売店で販売するほか、市のふるさと納税の返礼品にも採用された。関係者は来年以降、本州の百貨店などに販路を広げたいと意気込む。

出来栄えを確認する生産者の前に、ずらりと並べられた「帯広メロン」
24日午前、帯広メロンを取り扱うキサキ糧穀(市愛国町、鬼崎友宏社長)で生産者が今年産の出来栄えを確認する「目ならし会」を開いた。糖度が高く、形状も整っているという。今年は4000玉以上を生産する予定で、価格は2玉セットで4000円前後。
「妃(きさき)」と呼ぶ品種のメロンで、化学肥料を極力使わず栽培する。収穫してから食べ頃になるまで常温で5~7日。管内ではコープさっぽろ、イオンなどの店頭にも並ぶ。
「他産地のメロンと比べて味には自信がある」と同社関係者。今後は管外に本格的に売り込み、帯広メロンを全国区のブランドに育てたい考え。大手百貨店からの引き合いもある。
帯広メロンは1988年、栽培技術の向上などを目的とした組織「FFVプロジェクト」の発足をきっかけに生産が始まった。
関連記事
コーンと落花生をマカロンに 白樺高・芽室ジモト探究部第2弾
白樺学園高校「芽室ジモト大学附属高校探究部」(北橋美桜部長)は、芽室町の菓子店「メランジェラボ」(東1ノ2、小谷みのり店長)の協力で、町の特産品のスイートコーンと落花生を使用したマカロンを開発し...
「めむろワイナリー」の赤ワインがPB商品 札幌・JRタワーホテル日航札幌..
JRタワーホテル日航札幌(札幌市中央区)は3月1日から、芽室町内のワイン醸造所「めむろワイナリー」(中美生、尾藤光一代表)の赤ワイン2種を、同ホテルのプライベートワインの第2弾として館内のレスト...
豊橋・ヤマサちくわと「マケイン」コラボ第3弾 企画担当の兼房さんに聞く
「ヤマサちくわ」は、豊橋が舞台のアニメ「負けヒロインが多すぎる!」とのコラボ商品「食べて輝け!八奈見さんのおすそわけセット」(税込み2867円)を全店舗で発売した。原作からのファンで、企画担当の...
道の駅とよはしで「うずらいもバター」新発売 愛大生とコラボ第3弾
豊橋市東七根町の「道の駅とよはし」は1日、愛知大学の学生有志と開発したペースト「塗って焼くうずらいもバター」(690円)を発売した。学生10人がコンセプトや、パッケージ制作の苦労などを発表し、地域...