サイクルイベント「じろで庄内2025」が28日、三川町横山の道の駅庄内みかわをスタート・ゴールに行われた。全国各地から約540人が参加。各コースで秋風がそよぐ庄内路を楽しんだ。

　スポーツ自転車やサイクリングがブームとなっている中、「じろで庄内」を通して庄内の魅力を伝えようと実行委員会（有賀隆一委員長）を組織して企画した。コースは45キロ、75キロ、140キロ、210キロの4つ。このうち最長210キロは月山高原牧場→道の駅しょうない風車市場→遊佐町しらい自然館→酒田市内→日本海沿い→あつみ温泉街→鶴岡市内を通るコースが組まれた。午前6時にスタートし、午後3時前後にゴールするまで約9時間を要する「ロングラン」という。

　この日は爽やかな好天となり、ロングコースを皮切りに次々とスタート。「愛車」にまたがった参加者は沿道の人たちに手を振って応えながらゴールを目指した。一輪車世界チャンピオンに輝き、現在は自転車ロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」に所属する阿曽来夢選手（20）＝酒田市出身＝をゲストライダーに招待、最長210キロに参加した。

「愛車」にまたがってスタートする140キロ（ミドルコース）の参加者