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復元した顔の特徴解説 白保4号人骨展で片桐氏

移動展「白保4号人骨」のギャラリートークで、4号の復元した顔貌などについて解説する片桐千亜紀氏(正面右)=21日午後、市立八重山博物館特別陳列室

 20日から市立八重山博物館特別陳列室で開かれている県立埋蔵文化財センター移動展「白保4号人骨」のギャラリートークが21日、同館であり、同センター主任専門員の片桐千亜紀氏が、骨から分かる性別や年齢、年代、白保4号の復元した顔貌などについて解説した。

 片桐氏によると、顔の眉弓(びきゅう)と呼ばれる部分がくぼんでいるのが男性、真っすぐなのが女性。骨盤の側壁と前壁をつくる寛骨の耳状面(じじょうめん)と呼ばれる部分の形状や歯のすり減り具合、親知らずの有無などによって年齢が推測できる。年代を知るために骨の一部を削ってコラーゲンの中のタンパク質を取り出し、測定したことなども説明した。

 4号の頭蓋骨で、下顎の歯に比べて上顎の歯が著しく短く、摩耗していることから、片桐氏は「普通にかむだけでなく上の歯を特別に酷使していたと思われる。当時の暮らしと近い生活をしている地球上の狩猟採集民族を研究することで、謎を解き明かすヒントが得られるかもしれない。いずれは2号と3号も復顔をして、4号との違いなどを調べていきたい」と話した。

 母親の梢さん(39)ら3人で来館した田中さくらさん(9)は「体全体の骨がしっかり残っているのはすごい。上の歯がすり減っていたと聞いて、痛くなかったのかなと思った。どんな食生活だったのか不思議がいっぱい」と感想。梢さんは「骨一つからいろんなことが分かって面白い。復顔されているのは4号だけだが、2号と3号もいつか見てみたい。研究が進んでいくのが楽しみ」と語った。

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