恐竜の化石修復体験
豊橋市自然史博物館で実物を使い
恐竜の実物化石の修復体験が22日、豊橋市自然史博物館であり、抽選で選ばれた静岡県浜松市東区の市原厳さん(57)一家が、ゴーグルを装着しながら学芸員が使う道具で破片の接着などを試みた。 修復した化石は、現在開催中の特別企画展「体感!恐竜ワールド」で展示する中生代白亜紀のトリケラトプスの腰骨(長さ75㌢、重さ約30㌔)。一般人による実物の恐竜化石の修復作業は全国的にも珍しいという。 作業は、イントロホールに設置したブースの中で、来場者に見られながら実施。中学2年の万奈さん(13)と小学2年の弟・瑠人君(8)の2人は、注意深く目を凝らしながらエアスクライパーなどを使い、化石についた岩石や石こうを削り取った。途中、動物化石を研究する同館学芸員の一田昌宏さんから「何時間も作業していると終わっても手が震えている感覚になる」などの話を聞き、作業の大変さも知った。 283組の応募者からチャンスを射止めた一家。恐竜好きの万奈さんは「作業ができると聞いて信じられなかった。岩石を削る作業は特に細かくて大変だったが、楽しくできました」とうれしそうに話した。 同館では31日まで、特別企画展観覧者を対象にエドモントサウルスの本物の化石修復体験の応募を受け付けている。
関連記事
カツオの漁獲予測へ 和歌山県水試がシステム開発中 浮き魚礁に探知機
和歌山県水産試験場(串本町)は、県南部沖の浮き魚礁に魚群探知機(魚探)を設置し、漁業者が出漁の判断をするのに役立てる、カツオの漁獲量予測システムの開発に取り組んでいる。関係者は「燃料費などが高...
天童市出身俳優佐藤さん 情感豊かに朗読会 藤沢作品の代表作「たそがれ清兵衛..
鶴岡市の藤沢周平記念館主催の朗読会「『たそがれ清兵衛』を読む」が9日、同市の荘内神社参集殿で開かれ、天童市出身の俳優の佐藤正宏さんが藤沢作品の「武家もの」の代表作の一つ「たそがれ清兵衛」を朗読した...
小・中学生ら歴史や操演学ぶ 埴生人形浄瑠璃芝居の継承へ啓発事業【山陽小野..
埴生地域運営協議会(河﨑平男会長)主催の埴生人形浄瑠璃芝居啓発事業は13日、同地域交流センターで開かれた。埴生小・中(大田誠校長)の小学4年生~中学1年生の約120人と地域住民約50人が、人形浄...
鹿追マンゴー たわわに“旬” 余剰熱栽培、収穫ピーク
鹿追町環境保全センター(町中鹿追)で、バイオガス発電の余剰熱を利用して栽培しているマンゴーの収穫作業がピークを迎えている。作業は今月末まで続く見込み。 町と町農村青年会のコンソーシアム(...

