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「廃校の宿」1位 秋津野ガルテン

日本経済新聞の「廃校の宿」ランキングで全国1位に選ばれた秋津野ガルテン(田辺市上秋津で)

 和歌山県田辺市上秋津の秋津野ガルテンが、日本経済新聞の土曜版「NIKKEIプラス1」の「廃校の宿」をテーマにしたランキング(7月14日付)で全国1位に選ばれた。近隣農家と連携するなどし、地元食材を積極的に活用している点が特に評価された。

 さまざまなテーマで専門家が順位付けする、同紙土曜版に毎週掲載されている「何でもランキング」。「廃校の宿」をテーマにしたランキングは専門家への取材を基に、宿泊施設として利用されている廃校舎24カ所をリストアップして選考した。  上秋津小学校の旧木造校舎を生かした秋津野ガルテンは、2008年に都市と農村の交流を目的に地域住民が出資して生まれた体験型施設。敷地内には宿泊棟のほか、地元産かんきつや野菜をふんだんに使った農家レストラン、イベントなどに利用できる体験棟などがある。  選考にあたった専門家は大学教授や旅行会社社員、情報誌編集長ら10人。(1)食事や温泉など宿泊施設自体の魅力(2)廃校舎の建築物としての価値、周囲の景観との対比の妙―などの観点で順位付けした。  紙面によると、専門家の多くが推薦理由として食の充実を挙げた。かんきつ類のジュースやシャーベットが年間を通じて振る舞われていること、地元の野菜や旬の山菜を知り尽くした農家の女性たちが作るレストランの料理、多彩なランチバイキングのメニューなどが専門家のコメントとして紹介されている。熊野古道など有名観光地に近いことも評価された。  秋津野ガルテンの玉井常貴社長(74)は「掲載後は問い合わせが増えたり、地元の方から声が掛かったりと反響がある。地域資源をどう生かすかについて、多くの皆さんに支えてもらいながら追求してきたことが、少しずつ積み上がり、実ってきたと感じる。それが評価されてうれしい」と話している。

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