田辺を舞台に映画 扇ケ浜でイルカと撮影

イルカのいけすで映画「あいが、そいで、こい」(仮)の撮影が行われた=16日、田辺市扇ケ浜で
田辺市をロケ地とした映画「あいが、そいで、こい」(仮)の撮影が市内で進んでいる。16日は扇ケ浜海水浴場に設置された特設いけすで、イルカとの共演シーンが撮影された。 海辺の田舎町で10代ならではの悩みを抱える男子高校生が、イルカの調教師を夢見るヒロインと出会うストーリー。2014年の田辺・弁慶映画祭で短編映画「ひとまずすすめ」が最高賞の弁慶グランプリと市民賞をダブル受賞した柴田啓佑監督(34)がメガホンを取っている。映画祭をきっかけに、扇ケ浜でイルカとの触れ合い事業に携わる人たちと知り合い、物語の構想を得たという。 今月2日にクランクイン。市内では5日から、主に扇ケ浜で撮影している。 主演は俳優の髙橋雄祐さん、ヒロインは映画やCMで活躍している女優の小川あんさんが務める。 髙橋さんは「まちの皆さんが歓迎してくれていると感じる。そういう環境の中で撮影できて幸せ」、小川さんは「田辺はとても落ち着く場所。全力で演じているので、見た人の心に残るような作品になってほしい」と語った。 柴田監督は「地元にいると気付きにくい、ありふれたものがいかに幸せかということが映画を通じて伝われば」と話している。 市内での撮影は18日まで続く。作品は11月に東京・新宿のケイズシネマで公開される予定。映画の制作費として、インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディングも実施している。
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