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荘内日報社

中国へしょうゆ類本格輸出

 「マルノー山形」ブランドでみそ・しょうゆなどの製造・販売を手掛けるJA庄内みどりの子会社「みどりサービス」食品部(旧山形農工連、酒田市砂越)が、しょうゆ類を中国に本格輸出することになり13日、初出荷式が同社で行われた。東北地方の食品の中国輸出を手掛ける「東源物産」(本社・宮城県塩釜市、富士畑在東社長)と連携した輸出で、庄内地方では3件目となる。

 今回輸出したのは「本醸造うす塩しょうゆ」「本醸造無添加しょうゆ」「さしみ醤油(しょうゆ)」「本醸造めんつゆ」の4種。いずれもオリジナルの150ミリリットル入りで、計5200本。このうち「うす塩」は東源物産と共同開発し、甘味料不使用などのオリジナル商品、他の3種の中身は従来品。

 酒田港から輸出し、東源物産の現地法人である「東銀来食品有限公司」(本社・上海市)を通じ、中国全土にデパート約70店舗を展開する大手小売チェーン「Ole(オーレ)」を主な取引先に、上海の久光、高島屋両百貨店を含め小売り展開していく。

 この日の初出荷式では、みどりサービスの佐藤淳社長、同社会長の阿部茂昭・JA庄内みどり組合長、酒田市の丸山至市長、東源物産の二上達也副社長の4人が商品を段ボール箱に詰めるセレモニーを行った後、商品を積んだトラックを送り出した。

 同社はこれまで海外には、10年ほど前から台湾や香港、米国に焼き肉のたれや柿酢ドリンクなどを輸出し、しょうゆ類の本格輸出は初。今後は8月半ばごろまでに「卵かけしょうゆ」「焼き肉のたれ」「すき焼きのたれ」の3種も輸出予定。

 佐藤社長は「酒田港を使った船便は太平洋側より近く有利。中国市場で販路を広げたい」と抱負。東源物産の佐藤丈晴マーケティングマネジャーは「これまで東銀来ブランドが築いてきた安心・安全や高品質への信頼で、先行の大手とは差別化を図れる。様子を見て、年内にはもう1回輸出したい」とする。

 東源物産は2015年に中国遼寧省出身の富士畑社長が設立した。庄内関係の輸出は、酒田米菓(酒田市)のせんべい(昨年4月と10月)、米シスト庄内(庄内町)のかりんとう(同10月)に続き3件目となる。

 旧山形農工連は1939年創業の飽海郡産業組合協議会醤油工場を前身に48年、飽海農工連として設立。2016年4月にJA庄内みどりの自動車・燃料・葬祭事業を手掛けてきたみどりサービスに事業を全部譲渡し、同社食品部として再スタートしている。

梱包(こんぽう)セレモニーを行う(左から)二上副社長、佐藤社長、丸山市長、阿部組合長(上写真) 今回輸出したマルノー山形のしょうゆ類4種

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