田原の福江高に観光ビジネスコース
礼の練習をする生徒ら=福江高校で
観光産業を担う人材を育成する観光ビジネスコースが今年度から、田原市の県立福江高校に設置された。25日には初めて実践的な授業があり、コミュニケーションの基本や、礼の練習を同コースを希望する1年生20人が学んだ。 コースの設置は、県立高校の普通科としては初めて。生徒の9割が田原市内から通学することから、渥美地区で盛んな観光産業を支え、地元に貢献できる人材育成を目指す。 授業では、伊藤久典教諭(57)から声の大きさや早さ、正しい言葉使いなど「話し方と聴き方」の基本を勉強。会話つにいて、伊藤教諭は「相手が言ったことを否定しない」「最後まで聞き、相手の気持ちに共感する」などを心掛けるよう伝えた。 礼の実践では、生徒たちが腰を下げ、目線を自分の身長くらいの先に向けることに注意しながら繰り返し練習した。 授業は、地元の良さを知る▽伝える▽受け継ぐ-をコンセプトに実施。今年はサーフィン世界大会のボランティアを予定し、鳥羽と足助両高校との交流を計画する。2年生以降は、地元の歴史を学び、特産物を利用した商品開発やツアー企画などを行っていくという。 トリマーを目指している1年の高橋怜花さん(15)は「礼の角度や目線で相手に与える印象が違うので難しい。ここで学んだことを生かし、お客さまの気持ちに寄り添えるトリマーになりたい」と話し、小川竣也さん(15)は「将来、渥美半島を盛り上げるような人になりたい」と意気込みを話した。
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