地場産ハスカップをワインに 千歳ワイナリーで仕込み作業
青紫に輝く大粒のハスカップを仕込んだ
北海道中央葡萄酒千歳ワイナリー=千歳市高台=で10日、千歳周辺で収穫したハスカップを使用した2018年度産のハスカップワインの最終仕込みが行われた。
7月3日(600キロ)、6日(500キロ)に続いてこの日の朝、400キロのハスカップがJA道央から届いた。需要増から今年は前年比600キロ増の1500キロを仕込む。
今季の日照不足と多雨の影響が心配されたが「今年は1・5センチ以上もある大粒。みずみずしくて搾りやすい」と同工場。
甘い香りに包まれた作業場では、職員4人が青紫色の実をコンテナからボウルですくって麻袋に20キロずつ詰め、圧搾機に投入。6時間かけて搾り、酵母を加えてタンク内での2週間に及ぶ発酵を経て、さらに3カ月かけて原酒を造る。今年は約1300リットルの原酒を醸造する。
原酒から「ハスカップスイート」「ハスカップ畑のおくりもの」「ハスカップスパークリング」など4種類のワインを年明けに販売予定。ラベルも刷新する。三澤計史社長は「今年は創業30周年。節目を迎え、ハスカップが千歳の特産品であることを弊社のワインから大勢の方々に知ってもらいたい」と話している。
関連記事
綱のし神事で祝う 改築「蔵SHOP」に掲げる 竹の露酒造場
大みそかから元旦にかけて鶴岡市羽黒町の出羽三山神社で行われた松例祭で、地区の若衆が担いだ引き綱を奉納する「綱のし神事」が14日、羽黒地域の酒造会社、竹の露酒造場で行われた。竹の露では昨年、築370年の...
「特殊詐欺に注意」カード風ポスター 帯広署研修中の落合巡査制作
帯広署で実務研修中の道警の落合七菜華(ななか)巡査(23)が、特殊詐欺への注意を呼び掛けるポスター「『トクシュサギ』という名のツル」を制作した。落合さんは「詐欺の手口は新しいものが出てきている。...
バス運転士が不足 路線維持に苦慮、便数少ない徳地では親が防府や周南に通う高..
全国的にバス運転士が不足する中、山口市内の一部地域でも問題が生じつつある。市は採用助成金の創設や就職説明会の開催などで人員確保、路線維持に努めているが、働き方改革に伴う2024年問題、バス会社...
元ドラゴンズ投手・岩瀬さんがプロ野球殿堂入り
今年の殿堂入りのプレーヤー表彰が16日発表され、愛知大学野球部出身で中日ドラゴンズ元投手の岩瀬仁紀さん(50)がオリックス、マリナーズで活躍したイチローさん(51)とともに選ばれた。大学、社会人時代で...