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宇部日報社

地元音楽家が復興願った曲披露、沖縄戦の慰霊の日に合わせてコンサート【山口】

 太平洋戦争末期の沖縄戦犠牲者を追悼する「慰霊の日」(23日)を前に、山口市阿知須のいぐらの館で22日、沖縄音楽のコンサート「古民家ミーツオキナワ」が開かれた。沖縄音楽を愛する宇部、山口市の2団体の17人が沖縄での地上戦からの復興を願った曲を披露し、来場者120人と共に犠牲者を悼み、平和への思いを強くした。

 慰霊の日は、1945年6月23日に日本軍の組織的戦闘が終わった節目として沖縄県が制定している。犠牲者は日米合わせて20万人以上とも言われ、糸満市の平和祈念公園で沖縄全戦没者慰霊祭が行なわれ、平和の礎(いしじ)を遺族が訪れ礼拝している。沖縄では県庁や各市町村役場、公立の小・中学校、高校などは公休日になる。

 コンサートは、宇部市の島袋りりあさんが主宰する沖縄音楽の教室の生徒のグループ「ニライカナイ」と、山口市の三線(さんしん)愛好者でつくる「三線若葉の会」(羽田野恵子代表)が企画した。

 始めに同会が4曲を披露。「芋の時代(んむぬじだい)」は、戦中戦後の苦しい時代を沖縄の人がサツマイモで耐えたことを背景に、父母がわが子にイモを食べさせる姿を歌い、親、先人への感謝の思いや恒久平和の願いを未来につなぐ教訓歌。

 続いてニライカナイが「ヒヤミカチ節」など4曲を披露。ひやみかちは「気合を入れよう」の意で、戦争で荒廃した沖縄の人々を奮い立たせることを歌っている。最後は両団体が「涙そうそう」などを演奏した。

 同会の渋谷幸代さん(70)は沖縄出身。両親から沖縄戦での避難の話を聞いた。「父は爆撃の激しさで昼間は亀甲墓に避難し、夜になると家からイモなど食べられるものを取って飢えをしのいだという」と語り、「慰霊の日は沖縄にとって重要な日。こんなに多くの山口の人が沖縄民謡を聞いてくれるなんて夢にも思わなかった」と話した。

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