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北羽新報社

能代カントリークラブ、7月14日に営業再開 新会社「八峰しらかみ」が運営

7月14日に営業再開する能代CC(八峰町峰浜田中で)

 一昨年12月に事業停止した八峰町峰浜田中のゴルフ場「能代カントリークラブ(能代CC)」が、7月14日に営業を再開する。地元企業や個人が出資して設立した新会社「八峰しらかみ株式会社」(同町峰浜田中)が運営を引き継ぎ、グリーンの整備や樹木の植え替えなど再生作業を進めてきた。営業再開に当たり、東北初という「5人プレー」や自動追尾式のカートを導入するほか、ドローン(小型無人機)レースやアウトドアイベントなどゴルフ以外の活用も視野に入れている。

 能代CCは1964年開業。国道101号沿いの好立地にあり、長年にわたり能代山本地域のゴルファーに親しまれてきた。だが近年は利用者の減少や新型コロナウイルス禍の影響で、運営元の秋北観光開発(八峰町峰浜田中)が事業を停止した。
 八峰しらかみは能代電設工業、大森建設、能代資源、幸和機械、山本酒造店の地元5社と8人が計4500万円を出資して昨年3月に設立。社長は能代電設工業の山田倫会長(68)、統括支配人は元従業員の川尻政行さん(70)、支配人は東京都出身のトーナメントプレーヤー、佐藤和夫さん(42)が務める。
 従業員は旧運営時のスタッフを中心に再雇用し15人が在籍。さらに数人の新規採用も見込む。クラブハウス内のレストランは地元飲食業者などが設立した新会社「TNサービス」(能代市清助町)が運営、地元食材を使ったメニューや地酒などを提供し一般利用もできる。
 コース再整備は昨年6月に本格的に着手し、松くい虫被害を受けたクロマツ2338本(全体の95%に相当)を伐採。植栽では松枯れリスクを回避するため別の品種に変更し、モミジやサクラ、常緑樹など40種750本の樹木と、アジサイやハギなど13種1722株の苗木を植えた。6・5㌔に及ぶ乗用カートの道路も整備。カートはナビゲーション機能を備え、コースへの乗り入れプレーも可能。グリーンには寒暖に強い芝を種から育て、状態も良好という。
 コース設計は従来通り18ホール、パー72、全長6200㍎。整備業務は就労継続支援A型事業所「スプレッド能代」(能代市仙遊長根)の協力を得て行う。
 常連たちの間に「このままなくしてはならない」と惜しむ声が広がった能代CC。山田社長は再出発に至るまで困難な道のりだったとし「冒険だったが、地域の協力がなければここまでできなかった」と感謝する。ドローンレースやアウトドアイベント、5人一組でのラウンドの導入など新趣向も積極的に取り入れており「春はお花見、秋は紅葉を見ながらラウンドを楽しめる。プロゴルファーによるレッスンもあり、ゴルフ未経験の女性や若者にも楽しんでもらいたい」と話している。
 予約などは八峰しらかみ(☎0185・88・8732)へ。

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