最高値1ケース15万円 札幌市中央卸売市場 ほべつメロン初競り
むかわ町穂別地区の特産品「ほべつメロン」の初競りが19日、札幌市中央卸売市場で行われ、「秀」1ケース(5玉入り)で15万円の最高値を付けた。前年と同じ金額で、市場関係者は「昨年より出荷が遅れたが、糖度が高く甘いメロンができた」と喜ぶ。

ほべつメロンの初出荷で、糖度を測定する関係者
初出荷は前年より8日遅い18日となり、生産者団体のほべつメロン生産部会(後藤馨部会長)の会員で、生産者の石崎憲一さん(50)と佐藤裕次さん(63)がルピアレッド計8ケース(5~6玉)をとまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域)穂別支署の野菜集出荷場に持ち込んだ。
同部会の会員が検査を実施。糖度は最高で15・5度となり、基準となる13度を上回った。石崎さんは「今年は3月と4月に日照不足と低温で生育が遅れた。5月に温かい日が続き、初出荷を迎えることができた」とし、消費者に向け「北海道を代表する初夏の味や香りを楽しんでほしい」と話した。
同組合によると、前年度は生産戸数が23戸で、生産量187㌧、取扱高1億1700万円。今年の生産者は22戸で、生産量182㌧、取扱高1億200万円の計画を立てている。
同部会の後藤部会長(52)は「今年は寒い日もあったが、初出荷ができて一安心している。生産者は高品質で良い物を届けたいとメロンを生産しているので、ほべつメロンの名前を覚えてもらえるとうれしい」と述べた。
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