夏の味覚パッションフルーツ 徳之島で収穫始まる 酸味と甘さのバランスが絶妙

収穫式で色づいた果実を手に笑顔を見せる参加者ら=12日、鹿児島県天城町天城
JAあまみ徳之島地区果樹部会(貞山博一部会長)は12日、鹿児島県天城町天城のほ場で2025年産パッションフルーツの収穫式を開いた。生産者らの他、JAあまみ徳之島事業本部や県、島内3町から約50人が参加。今期の共販目標を出荷量2トン、販売額260万円(キロ単価1300円)と設定し、達成へ向けて意欲を高めた。
同部会のパッションフルーツ生産者数は12戸(前年比1戸増)で面積は95アール(同13アール増)。24年産の共販実績は1・97トンで、販売額は278万1千円(平均単価1421円)だった。今期は1月からの低温で果実にストレスがかかり、生産者によって量にばらつきが出ているという。
収穫式は貞山部会長(42)の畑であった。ビニールハウスの中には、単収向上を目指して開発された新たな仕立て法(つり上げ仕立て)で栽培された「ルビースター」が鈴なりに実り、収穫式の参加者らは一つ一つ丁寧に観察していた。
貞山さんは「徳之島のパッションフルーツは酸味と甘さのバランスが絶妙。夏の到来を味わいつつ暑さを乗り切って」と語った。今期の収穫は6月がピークで、8月ごろまで続く見込み。
関連記事
第三セクター解消、民間へ 町が財団法人脱退 白浜はまゆう病院
和歌山県白浜町は18日、赤字が問題になっている白浜はまゆう病院を運営する公益財団法人白浜医療福祉財団(理事長・大江康弘白浜町長)から脱退し、第三セクターを解消する意向を示した。今月末ごろに財団...
母校の姿を動画に 放送局の技術生かし製作 穂別高
2026年度で閉校するむかわ町穂別の穂別高校(福田敦校長)で、放送局に所属する3年生の横山咲衣さん(17)と光山潤心さん(17)は、同校の姿を残したいと動画を製作している。同町出身の2人は母校の...
3年ぶりライトアップ 国宝羽黒山五重塔
羽黒山中にそびえる国宝羽黒山五重塔のライトアップが18日、始まった。今月は21日までの4日間、午後7時―同9時まで行われる。 羽黒町観光協会など関係団体のメンバーで構成する実行委員会が8月のお盆や9月...
ギョーザ頬張り乾杯! 藤丸パークで初「フェスタ」 帯広
十勝の人気ギョーザ店が一堂に会する「十勝餃子(ギョーザ)フェスタ2025」(実行委員会主催)が18日、帯広市の藤丸パーク(西3南7)で始まった。十勝産食材を使ったギョーザやビールを楽しもうと...