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北羽新報社

能代市内の小中学校で「天空のまんぷく給食」 障害者らが造ったみそ使用

「天空の能代まんぷく給食」が市内の小中学生に提供された(東雲中で)

 能代市内の小中学校で12日、同市鰄渕の能代地域生活支援センターの就労支援B型事業を利用する障害者らが造ったみそを取り入れた「天空の能代まんぷく給食」が提供された。児童生徒は給食を平らげ、ふるさとの食の豊かさや大切さに理解を深めた。

 同市では3カ所(南部、北部、二ツ井)の共同調理場で小中学校の児童生徒や教職員の給食を調理。「天空の能代まんぷく給食」は、市学校給食センターが児童生徒に地場産食材に関心を寄せてもらおうと3年度に始め、栄養教諭が考案した統一献立を年1回提供している。普段の給食から、食材は主に地元産を使用しているが、「統一献立」という特別な給食にすることで、地元食材への気付きや再認識する機会にしてほしいとの願いがある。
 5回目の今年度は、能代地域生活支援センターの就労継続支援B型事業の自主製品として利用者と職員が手作りした「にこ輪」と「やまぶき」の2種類のみそを使った「にこ輪のみそ汁」、「鶏肉のやまぶきみそマヨネーズ焼き」を考案。栄養教諭が製造過程や生産者の思いを取材し、地元食材や障害者の頑張りを伝えようと心を込めた。
 「にこ輪」は5年10月に完成。大豆1に対して米麹2・7の割合で配合、まろやかな味わいが特徴のみそ。「やまぶき」は大豆1、米麹1の配合でにこ輪よりも少し塩辛く、昔ながらのみそをイメージして6年12月に誕生した。
 東雲中(佐藤政彦校長)では、昼の校内放送で献立を紹介したほか、同校の栄養教諭、相沢耕子さんが教室で「職員と利用者の皆さんが畑から発酵まで作っている」と取り組みを説明し、「食べ比べながらみそを味わってほしい」と述べた。生徒は地元の食材や生産者について学び、2種類のみその味に舌鼓を打った。
 工藤琉生空君(1年)は「みそが違えば味も違い、にこ輪のみそ汁は食べる前からみその香りがして優しい味。やまぶきはマヨネーズとマッチしておいしかった。これからは食材や給食のありがたみを感じながら味わいたい」と話していた。

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