厚狭法人会が税金かるたのアプリ作製 全60句、小・中学校で活用を【山陽小野田】

アプリの画面
身近な税金、山陽小野田市と美祢市の自然や歴史を題材にした「ふるさと・税金かるた」のアプリが完成した。厚狭法人会(原田茂会長)が2018年に作製したかるたから10句を追加した全60句で、税や古里について楽しく学ぶツールとして小・中学生に活用を促す。25日の住吉まつりで、お披露目となる体験ブースを設ける。
かるた版は、厚狭税務署管内となる両市の全小学校に配布。文部科学省のGIGAスクール構想で1人に1台のタブレット端末が配備されたことから、学校での活用に加えて家庭でも短時間に少しずつ学べるようにと、同会青年部会(小田茂部会長)が中心となって取り組んだ。
新たに考案したのは税金の種類を紹介する10句。トランプ米大統領の政策が懸念されている関税は「輸入品 日本の産業 守ってる」、インバウンド(訪日外国人旅行者)の増加で導入が加速している宿泊税は「観光地 泊まって納める この税金」と説明。17音の短詩を上の句、税の種類を下の句とし、課税の対象や導入年が分かる解説文も添えた。
ソロ、対戦(2人用)、かるた学習、タイムトライアルの4モードが遊べる。読み手は、小野田高の百人一首かるた部の部員に協力を依頼。優しく張りのある声で読まれる上の句を聞きながら、正しい下の句を選ぶ。名所の画像は、かるた版に引き続き、両市の観光協会の協力を得た。
小田部会長は「法人会だけでなく、地域と一緒に作り上げることができた。約50種類ある税金の中から身近で分かりやすいものを選んだので、学びに生かしてもらえたら」と期待した。
住吉まつりでは、老人保健施設いつは側のキッズエリアにブースを設置。タイムトライアルモードを使い、当日の参加者とタイムを競って楽しめる。同会ホームページにも同日に掲載する。
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