新城吹奏楽団の第100回定期演奏会が11日、新城市の新城文化会館で開かれた。協力奏者を含め約140人で「アルメニア舞曲」(アルフレッド・リード)を奏でて節目とした。

原田さんの指揮で「アルメニア舞曲」を演奏する団員と参加者ら=新城文化会館で
楽団は1973年に結成。翌年から定期演奏会を始め、年に2回開いている。ほかにも桜淵公園や寺院、夏の演奏などがあり市内外で活動している。
100回を迎えるに合わせ、「100人の演奏で」と23年12月から共演者を募集。70人以上が応募して昨年10月から5回練習を重ねた。
第1部では吹奏楽団単独で、長年音楽監督を務めて22年11月に亡くなった前音楽監督の山本家寛さんが作曲した「瑞祥」や團伊玖磨作曲の「祝典行進曲」を披露した。
「アルメニア舞曲」は第2部で演奏した。ステージには奏者が集結し、楽器パートごとにメロディーやハーモニー、リズムをそろえて曲を奏でた。愛知大学のブラスバンドで活動した岩井章さん(62)は三重県四日市市から参加。「チューバも10本並んだ。またとない機会を体験できた」と述べた。また、山本さんの妻正子さんもフルート奏者として参加した。
また、第3部では平和を祈願してチャイコフスキーの序曲「1812年」などを発表した。
音楽監督の原田美香恵さんは「演奏を続けられる喜びを共感する機会としたかった。今後は節目ごとに共演を募りたい」と話した。
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