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紀伊民報社

梅の収穫始まる 傷付いた実も大切に

たも網を手に、小梅を収穫する農家(12日、和歌山県田辺市稲成町で)

 和歌山県の紀南地方で特産の梅の収穫が始まった。「小梅」が最初で、その後、大玉の「古城」や「南高」とつなぎ、6月下旬ごろまで続く。4月にひょう害があったが、農家は傷が付いた実も一粒ずつ大切に取っている。

 JAわかやま紀南地域本部管内の梅の農家数は2151戸で、栽培面積は計2213ヘクタール。そのうち小梅は104ヘクタールで栽培されている。小梅の品種には代表的な「白王」をはじめ、「紅王」「衣笠」「パープルクィーン」などがある。
 産地では4月に4日間にわたってひょうが降り、実が落ちたり、傷が付いたりして大きな被害を受けた。紀南地域本部の生産予想量(4月28日まとめ)は小梅で652トン(平年比95%)を見込み、市場販売計画量は200トン。市場出荷は15日ごろからの予定。
 ひょうの被害を受けて、JAわかやまは「傷は付いていても味に変わりはない」などと、消費者に説明して理解を求める資材も用意して販売する。
 田辺市稲成町の農家、平田卓巳さん(44)は、約60アールで梅を栽培しており、12日から家族と小梅の収穫を始めた。小梅は4日間くらいで収穫し終える見込み。ひょうの被害に2回ほど遭って傷のない実はほぼなく、選別に苦労しそうだという。
 平田さんは「きれいな実を作ろうと栽培し、ひょうの被害がなければ品質は良かっただけに無念。傷はあっても漬けた時の味は変わらないと思うので、ぜひ加工して楽しんでいただきたい」と話した。

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