未来の球児育てよう 伊那市富県保で野球教室

柴さん(左)からアドバイスを受けて、打撃を体験する園児
伊那市富県保育園で3日、年長園児を対象とした野球教室が行われた。野球の楽しさを子どもたちに知ってもらうため、少年野球の指導者が保育園に出向いて開催。地元の富県スポーツ少年団の野球チームが今季、高学年の部員不足で公式戦を休んでいることもあり、チームの復活を願って企画した。
14人の園児たちは遊び感覚で体を動かし、数字入りのボードにボールを投げ、的当ての要領で「投げる」を体験。続いて、バッティングティーを使っての「打つ」に挑戦した。「バッティングはおもしろいぞー」と声を掛けられた男の子は、バットの握り方、立ち方を教わり、ボール目がけて振り込んでいた。
遊びの中で野球の基本を教えるのは箕輪町の少年野球チーム「Sジャパン」監督の柴仁志さん(46)。「保育園で野球を体験した富県の子どもたちの中から、10年後、何人高校球児が生まれるかが楽しみ」と期待する。
年長園児対象の教室は同園では3回目。幼児用の道具持参での教室は園側も歓迎しており、「あれなら誰にでも打てる。みんな楽しそうに走り回っていて運動にもなると思う」と間澤恵園長。成果も表れ、小学校に入学してから野球を始めた児童もいるという。指導スタッフとして教室に参加した富県スポーツ少年団の中村淳前監督は「次につながるように、秋にまた教えに来たい」と話した。
関連記事
豊橋で「花男子」がフラワーアレンジ教室 花贈り文化普及へ
豊橋市は、「親子で出来る!フラワーアレンジ教室」を同市東七根町の「道の駅とよはし」で開いた。花の仕事に携わる有志「花男子プロジェクト」のメンバーがブーケ作りを教えた。 記念日などで花をプレゼ...
「本スタグラ厶」で読書活動推進 能代市渟南小、取り組み2年目
能代市渟南小(矢田部瑞穂校長)の図書委員会が、全校児童に読書意欲を高めてもらおうと、好きな本をイラストと文章で紹介する「本スタグラム」と題した取り組みを行った。2年目の取り組みで児童に浸透...
乗降客185万人過去最多 24年宮古空港 前年比べ13万人増加 旅行需要..
2024年に宮古空港を発着した旅客数(乗降客数)は前年(172万3786人)より約13万人増の185万7279人で過去最多となったことが12日、宮古空港管理事務所(市空港課、伊計盛之課長)のまとめで...
6年ぶり諏訪湖新作花火 分散開催の新形式で再開へ 長野県諏訪市
長野県諏訪市の諏訪湖を舞台とする全国新作花火競技大会の実行委員会は12日、市役所で開き、6年ぶりに大会を開催する方向性を確認した。8月の諏訪湖祭湖上花火大会後、9月に開かれる大会として定着して...