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長野日報社

超満員の観客おひねり乱舞 中尾歌舞伎が春の公演

土石流の化身「泥の大蛇」を退治する主人公たち

長野県伊那市長谷中尾に伝わる市指定無形民俗文化財「中尾歌舞伎」の春季定期公演(中尾歌舞伎保存会主催)が29日、同市長谷の中尾座で開かれた。保存会員らが稽古を重ねた「三六災害半世紀」を熱演。超満員の観客から多くのおひねりが投げ込まれていた。

演目は伊那谷全体が甚大な被害を受けた昭和36年の「三六災害」を題材に、元国土交通省中部地方整備局天竜川上流河川事務所長(現同省水管理・国土保全局砂防部長)の草野慎一さんが書き下ろしたオリジナル作品。2012年に初演され、13年ぶりの再演となった。時代設定を江戸時代に移し、十年前に土石流の化身「泥の大蛇」に妹をさらわれて亡くした青年が、義弟とともに泥の大蛇を退治するあらすじ。妹との別れや退治後の家族との再会の場面で役者たちが見得を切るたびに、観客から小銭を包んだおひねりが乱舞した。

開演前のあいさつで草野さんは「天竜川上流河川事務所長を務めていた時に、三六災害から50年を迎え、脚本を書いた。当時は歌舞伎になるとは思わなかった」と感想を話した。会場は満員御礼のため、伊那公民館と道の駅南アルプスむら長谷の駐車場にパブリックビューイングを設置。リアルタイムで、大型スクリーンに上映し、多くの観客が視聴した。

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