女子ラグビー日本代表候補が合宿

歓迎セレモニーでダンスを披露する潮岬幼稚園の園児(2日、串本町サンゴ台で)
7人制ラグビー女子日本代表「サクラセブンズ」の候補選手が2日、和歌山県串本町サンゴ台の町総合運動公園で合宿を始めた。全ての競技で日本代表や代表候補が串本町で合宿するのは初めて。7日まで滞在し、今月下旬にアメリカで開かれる世界大会に向けて練習を続ける。
県は、来年に東京都であるラグビーワールドカップ、再来年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、日本代表チームやトッププロチームのキャンプ誘致に力を入れている。串本町は、2015年に県内であった国体では7人制ラグビーの会場になっており、今回、グラウンドの近くにホテルがあるなど環境の良さから合宿地に選ばれたという。 7人制ラグビーは東京オリンピックでも正式種目。女子日本代表は昨年9、10月にあった「アジアラグビーセブンズシリーズ2017」でシリーズ優勝を果たし、本大会の出場権を獲得した。 本大会「ラグビーワールドカップセブンズ2018」は今月20~22日にアメリカ・サンフランシスコで開かれる。串本町は大会直前の合宿地で、リオオリンピックにも出場したキャプテンの中村知春選手(アルカス・クイーン・クマガヤ所属)や大黒田裕芽選手(同)ら代表候補14人と稲田仁ヘッドコーチらスタッフ11人が参加した。 2日には公園内の多目的グラウンドで歓迎セレモニーがあった。町内にある潮岬幼稚園の4、5歳児17人がアニメ「ドラえもん」の主題曲に合わせ、かわいらしいダンスを披露。選手と交流した。田嶋勝正町長や県ラグビーフットボール協会の上野幸治会長らが串本名物の「なんたん水」や「ポンカンジュース」などを贈り、歓迎した。 田嶋町長は「大会直前の合宿地としてこのグラウンドを選んでくれてありがたい。ここで練習し、本番では素晴らしいプレーをしていただきたい」と激励。中村選手は「この素晴らしい環境や芝生に感謝したい。今、盛り上がっているサッカーに負けず、トップ8を目指したい」と力強く語った。 7日まで毎日、試合形式で練習したり、ウエートトレーニングをしたりする。
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