相互連携や友好関係強化を誓う魏市長（左）と中山市長＝24日午後、石垣市役所応接室

　与那国町の姉妹都市、台湾花蓮市の魏嘉彥市長を含む花蓮市役所の職員ら12人が24日から八重山入りしている。同日は八重山広域市町村圏事務組合理事長の中山義隆市長、八重山高校を訪問した。魏市長は「観光・文化・教育の分野で相互の協力を深めて、より良い都市づくりに共に取り組んでいくことに期待している」と発展を願った。

　花蓮市訪問団は、昨年4月の地震で石垣市から義援金を受けたことから、感謝の意を伝えるため市役所を訪れた。両市長が互いに記念品を贈呈した。

　魏市長は「去年11月、八重山高校の生徒と教師が花蓮市を訪れて、若い人が文化交流をして友好の懸け橋を築いた。今後も友好関係を育んでいきたい」とあいさつ。

　中山市長は昨年の地震を振り返り「石垣市は遠く離れた地ではあるが、心を一つにして皆さまの復興を応援するため尽力していく」と約束し、「今回の来島を通じて八重山圏域と友好関係が一層強化されることを願っている」と述べた。

　訪問団は25、26日に与那国町を訪問する。