2次避難先の「ちゅらさん広場」に向かう子どもたち＝16日（提供）

　【小浜】小浜小中学校で16日、同校と小浜保育所、支援センター職員、小浜消防団、小浜駐在所が合同で津波避難と保護者引き渡しの訓練を行った。

　八重山諸島近海を震源とするマグニチュード8（最大震度6）の地震を想定し、子どもたちは初めに運動場へ避難。その後、大津波警報発令に伴い、各団体の責任者が協議を重ねた結果、さらに安全な場所である「ちゅらさん広場」への2次避難を決定した。

　小浜消防団と駐在所が迅速に避難ルートの安全確認を行って誘導、安全確保に努めた。中学生が園児や児童の手を引いて避難をサポートした。ちゅらさん広場への避難後は、保護者への引き渡しもスムーズに行われた。

　同校は「今回の訓練は、地域の防災意識を高めるとともに災害時の円滑な対応力を向上させる重要な機会となった。この経験を学校や家庭生活で生かし、さらに防災への取り組みを強化していきたい」としている。