
約700人が来場し盛り上がった第19回船浮音祭り=19日午後、西表船浮のかまどま広場
祭りは晴れ空のもと正午に幕開け。トップバッターを飾った池田卓さんはピアニスト・野崎洋一さん、ギタリスト・金川哲也さんらの演奏で「ちばりよー」や「島の人よ」、「教えてくれよ」、「おばあちゃんの唄」などを熱唱し、会場を盛り上げた。司会の津波信一さんは軽快なトークで笑いを誘った。
Kiroroの玉城さんは代表曲などを歌った後、池田さんとの特別コラボで「青のじゅもん」や「てぃんさぐぬ花」を披露。最後は「未来へ」を出演者と会場全員で合唱し、盛大に締めくくった。
デビュー当時から池田さんのファンだという喜友名翼さん(44)・若奈さん(48)夫妻は読谷村から初来島。涙ながらにステージを見ていた翼さんは「子育てなどでなかなか足を運べなかったが今回やっと来ることができた。『島の人よ』は披露宴の入場で使った思い出の曲。『おばあちゃんの唄』も今の息子と境遇が重なり、思わず泣いてしまった」と感無量の様子。若奈さんも「地域性を感じる最高のイベント。また次回も来たい」と笑顔を見せた。
池田さんは「来てくれた全員がいい顔をしてくれていることがうれしい。来年は節目の20年。地域の協力、昔ながらのゆいまーるで祭りが続いていることに感謝したい」と語った。
バザーでは名物のイノシシそばといった〝船浮グルメ〟のほか、手作りパンや軽食、小物雑貨などを販売。抽選会では西表島産パインやマンゴーが贈呈された。
音祭りは池田さんが船浮を盛り上げるために2007年に始めた催し。地域一体となった取り組みが評価され、10年に離島フェアで島おこし奨励賞、13年には第3回全国・地域再生大賞優秀賞、24年には沖縄タイムス社の地域貢献賞を受賞している。
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