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荘内日報社

鶴岡アートフォーラム 20周年展覧会開幕 5月25日まで 棟方志功「至高の板画・珠玉の倭画」

 2005年の市町村合併による新鶴岡市の市政施行20周年と、鶴岡アートフォーラム(平井鉄寛館長)の開館20周年を記念する特別展覧会「没後50年記念 棟方志功展―至高の板画・珠玉の倭画(やまとが)―」が19日、同館で始まった。白と黒を基調としたシンプルながら奥行きのある「板画」と、即興的な肉筆で描いた「倭画」合わせて約60点と関連資料が展示され、来館者の目を引いている。

 昨年3月に惜しまれながら閉館した棟方志功記念館(青森市)と、青森県立美術館が所蔵する最初期から晩年に至るまでの棟方氏の作品を展示し、多岐に渡る創作活動と作品の魅力を紹介している。

 初日は開幕式典が行われ平井館長や皆川治鶴岡市長が記念のテープカットに臨んだ。その後、出席者が棟方氏の作品を観覧。「棟方氏は版画家・川上澄生の影響を受けて木版画を手掛け、民芸運動の流れを受けて仏教や日本神話などを題材にするようになった」と平井館長の解説を聞きながら、数々の作品に見入っていた。

 展示は5月25日(日)まで。会期中、アートフォーラム学芸員によるギャラリートーク(4月26日、5月10日)と、棟方志功記念館の学芸員を招いたギャラリートーク(5月17日)が行われる。

   ※    ※

 棟方志功(1903―75年)は青森県出身。「わだばゴッホになる」と油彩画家を志して上京。版画を手掛けるうち、白と黒の効果を最大限に生かした独自のスタイルを築き上げ、1942年に自らの著書で「板画」という概念を打ち出した。晩年は眼病の悪化で左目の視力をほぼ失いながら日本画も手掛け、自ら「倭画」と名付けた。

記念式典の出席者たちが棟方志功の板画の代表作「二菩薩釈迦十大弟子」を鑑賞

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