テープカットでメルヘン街道の開通を祝ったセレモニー

　長野県茅野市、佐久穂町境の国道２９９号（メルヘン街道）麦草峠（標高２１２７メートル）の冬期通行止め区間（13.8キロ）が17日、規制解除となり、小海町を含めた沿線３市町の関係者ら約１５０人が集まって開通式が行われた。来賓と保育園児によるテープカットのセレモニーが行われ、関係者が高原ルートの安全と観光振興に期待を寄せた。

　麦草峠の冬期通行止め区間は茅野市北山の千駄刈から小海町千代里の林業センターまでで、昨年11月14日から規制していた。

　開通式は今年で38回目。ちの観光まちづくり推進機構（ＤＭＯ）など観光関連の３団体でつくるメルヘン街道協議会が主催した。テープカットには同市の中央保育園年長児ら３市町の保育園児計約70人とゆるキャラが参加し、セレモニーに花を添えた。ちのＤＭＯの樋口敏之副理事長は朝倉祐一理事長のメッセージを代読するかたちで「メルヘン街道は佐久地域と諏訪地域を結ぶ重要な幹線道路であり、自然の神秘性や魅力を秘めた貴重な観光ルートでもある。いよいよ観光シーズンが幕を開ける。今年も皆さんに愛されるルートとなることを願う」とあいさつした。

　テープカットは園児と来賓が一緒に行った。この後、園児たちを乗せたバスが茅野市側から佐久穂町側に向けて開通走行を行った。参列者が手を振り、開通を喜び合っていた。