元Jリーガー土橋さん招き「夢授業」 長野県諏訪市城南小5年生

休憩時間に児童たちとリフティングを楽しむ元サッカー選手の土橋宏由樹さん
長野県諏訪市城南小学校の5年生66人が16日、夢を持つ大切さを学ぶ「未来×デザイン」の授業を受けた。松本山雅FCやAC長野パルセイロなどで活躍した元サッカー選手の土橋宏由樹さん(47)から、「プロ選手になる」という夢をかなえるまでの道のりを聞き、一人ひとりが将来の夢や目標、実現のために必要と思うことを専用のシートに書き入れた。
土橋さんはサッカーとの出合いから語り、高校1年生の時にJリーグが誕生し「プロ選手になるという目標を持った」と述べた。中学時代やドイツ留学中に数々の挫折を味わったものの、友人、仲間の言葉や存在が大きな支えになったと説明。地元のヴァンフォーレ甲府に入団して夢をかなえたとした。
児童たちは土橋さんの話を聞いた後、ダンサーやイラストレーター、医師、作家など自分自身の将来の夢を紙に書いた。「たくさんの人を笑顔にできる人間になりたい」と記した女子児童は、「思いやりを忘れず、ポジティブ思考を大切にしたい。1日に1回は誰かを笑顔にする」と語った。日米通算4367安打を放った元プロ野球選手のイチローさんも、子どもの頃から目標を紙に書いていたことを知った。
座学に先立ちレクリエーションを行い、仲間と協力したり難題に挑戦したりする大切さを説いた土橋さん。「いいことばかりではない。大変なこともある。応援してくれる人がいることを忘れず、頑張って好きなことを続けて」とエールを送っていた。
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