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長野日報社

奥田瑛二さんら出演映画 長野県諏訪地方で撮影進む

諏訪市板沢の古民家などで撮影が進む映画「RE-CORD」

 老猟師(マタギ)と家族の交流を描く映画「RE-CORD」(レコード)の撮影が長野県諏訪地方で進んでいる。14日は諏訪市板沢の古民家の敷地で、主人公の猟師が捕獲した鹿の肉をさばくシーンの撮影があり、猟師役の俳優奥田瑛二さんらが臨んだ。

 映画は「忘れたい記憶とどう向き合うか」がテーマ。忘れたい過去を持つ孤独な猟師が家族との再会、交流を通して過去と向き合うストーリーだ。3月下旬に東京都内でクランクイン。4月初旬から諏訪地方で撮影が続いており、諏訪地方観光連盟諏訪圏フィルムコミッションがロケを受け入れている。

 奥田さんはロケの中心になっている板沢の印象について「見事な原風景が目の前に広がっている。父親の田舎(愛知県)にそっくりで、違和感がない。自然に対する敬愛の念を持ちながらここに居させてもらっている」と話した。板沢で撮影が始まって2日目、夜間に移動していた際に3頭の鹿と遭遇したといい、「神妙な気持ちになった。ちゃんと対峙してこの仕事をやらなければいけないと強く思った」と述べた。

 監督は長編映画は初となる山中有さん(49)が務めている。脚本を書き始めた段階で、山が美しく、森に多様性がある長野県内で撮影するイメージを持っていたという。7年前に狩猟免許を取得し、狩猟体験を映画に生かしたいとし、「銃の構え方や山での歩き方など想像では分からない細かい部分も描きたい」と話した。

 この日の撮影に使われた鹿は、板沢の上原洋一さん(73)が13日にわなで捕獲したうちの一頭が提供された。上原さんは「静かな場所なので、思うように撮影できるのでは」と話した。

 主人公が暮らす設定の家は、所有者の許可を得て築70年を超える古民家を活用。美術スタッフが用意した道具などにも映像へのこだわりが感じられる。

 映画は完成後、欧州など海外映画祭への出品を目指す。国内では来年以降の公開予定。諏訪地方では他に霧ケ峰や鷲ケ峰、茅野市笹原、諏訪市役所など、上伊那では中央アルプス千畳敷カールで撮影が行われた。

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