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荘内日報社

「幻の群生地」今が見頃

「幻の群生地」で咲き誇るミズバショウ

 今月27日(金)に冬季閉鎖が解除され、全線開通する予定の山岳観光道路「鳥海ブルーライン(県道鳥海公園吹浦線)」のうち、遊佐町吹浦の小野曽ゲートから鳥海山3合目の駒止ゲートまでの6・4キロが先行開通。2合目・陣屋付近では湿地に咲くミズバショウが見頃を迎えている。

 このミズバショウ群生地は「知る人ぞ知る」という名所。ブルーラインの開通は例年4月下旬のため、花の時期が終了していることが多く、行楽客はこれまでなかなか目にすることができない、「幻の群生地」となっていた。

 ブルーラインを管理する県庄内総合支庁は今回、除雪作業、道路施設の点検が終了したことから小野曽―駒止間のみ先行開通した。沢沿いの約300メートル区間には、木漏れ日に白く浮かび上がるミズバショウが所狭しと並び、散策する人たちの目を楽しませている。

 群生地入り口にはのぼり旗が立っている。凍結の恐れがあるため、27日までは夜間(午後5時―翌朝8時)通行止め措置を継続。ブルーライン開通式は同日午前10時から小野曽ゲート前で行われる。

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