バス利用のマナーや自らの命の守り方学ぶ 能代市浅内小で交通安全教室

左右を確認してからバスを降車する大切さを確認(能代市浅内小で)
秋北バス(本社・大館市、小畑保彦代表取締役)が主催する交通安全教室は14日、能代市浅内小(藤谷寛校長)で開かれた。毎年この時期に実施している恒例の教室で、1、2年生11人が自らの命を守るために日頃から注意すべき点やバスの利用マナーを学んだ。
入学シーズンに合わせ、県北地区の小学校や支援学校で行っている取り組みで、児童生徒に自らの命や交通ルール、バスを利用する際のマナーなどを守る大切さを学んでもらうことが狙い。今年度は能代、大館両市の4校で実施する計画で、能代市内では浅内小と能代支援学校(16日)で行う。
この日は同社社員約10人が講師を務め、紙芝居を用いて車が右左折する際に生じる内輪差、運転席からの死角について説明。担当者は「過去には、運転席から見えない所で遊んでいた子どもがバックしてきた車にひかれた事故があった。私たちバス会社や皆さんの家族は気を付けて運転しているが、交通事故につながってしまうこともある。交通事故は皆さんのたった一つしかない命が一瞬で失われてしまう。命を守るために車の周りで遊ばないでほしい」と呼び掛けた。
続いてバスの利用マナーも学習。乗車時に行き先を確認すること、走行中の車内では転倒しないために座席に座り、他の乗客の迷惑にならないように大声で会話しないことなどを教わり、今後の登下校などに生かしていくことを誓った。
バスに初めて乗ったという近藤朱莉さん(1年)は「車より大きいバスに乗れて楽しかったし、正しい乗り方も知ることができて良かった。これからは車に気を付けながら歩いて学校に通いたい」と交通安全への誓いを新たにした。
関連記事
お山王はんお鉾様宮入り 鶴岡・山王日枝神社春の例大祭 38年間境内清掃奉仕佐..
「お山王はん」と親しまれている鶴岡市山王町の山王日枝神社(武田紘宮司)で18日、春の例大祭が行われ、古式にのっとった儀式や「お鉾(ほこ)様」の宮入りが執り行われた。 同神社の例大祭は、戦国...
太って帰るぞ 乳牛1000頭 受け入れ開始 帯広・八千代牧場
帯広市の八千代公共育成牧場で19日午前、乳牛の一斉放牧が始まった。今回受け入れた乳牛を加えた約1000頭が、10月下旬まで約500ヘクタールの広々とした放牧地で過ごす。 市が運営する同牧...
「ザビエルは商社マンでもあった」 直木賞作家、安部さん歴史講演会【宇部】
直木賞作家、安部龍太郎さんの講演会「大航海時代の日本と山口-世界史から見た日本の戦国時代」は17日、宇部市福祉ふれあいセンターで開かれた。歴史や文学の愛好者ら300人が来場し、国際的な視点に...
「南部観光の拠点に」 交流施設「三太郎の里」リニューアル 奄美市住用町
鹿児島県奄美市住用町摺勝の観光交流施設「三太郎の里」が17日、リニューアルオープンした。住用のタンカンをはじめとした農産加工品のほか、近隣町村の特産品や海産物も取り扱う直売所と食事スペースなど...