うどんに合うメニュー 特産食材に工夫 1次審査5品に絞る 能代JC

候補に選ばれた5品のオリジナルメニュー
能代青年会議所(能代JC、池端一成理事長)が募集した能代山本の特産品を使ったうどんに合うオリジナルメニューの1次審査が行われ、応募があった50品から5品に候補を絞った。20日に審査会を開き、選ばれた5品を実際に作って試食し、最優秀賞を決定する。最優秀賞に選ばれたメニューは、稲庭うどんの佐藤養助商店(湯沢市)の東京を含む店舗で商品化される予定。
能代山本地域にとっての特色を見いだし、地域資源の価値を向上させることが狙いで、佐藤養助商店の全面協力を得て企画。白神ねぎや鶴形牛、シイタケなどの特産を活用し、日本人の代表食であるうどんにマッチするメニュー(うどんにまぜるだけでなく、サイドメニューも可)を募集した。
能代JCによると、先月20日まで募集したところ、能代山本をはじめ県内や盛岡市から50品の応募があり、年代も小学生から高齢者までと幅広かったという。会員や佐藤養助商店の関係者でビジュアル、コスト、作りやすさなどを基準に審査し、候補を5品(うどん3品、サイドメニュー2品)まで絞った。
候補に選ばれたうどんは、白神ねぎやシイタケ、豚なんこつを具とし、スープを三種町の豆板醤(とうばんじゃん)で味付けした「豚なんこつピリ辛つけうどん」(能代市の大庭一乃さん考案)、能代ねぎやシイタケ、豚なんこつを炭火焼きにして甘辛いタレにくぐらせてトッピングした「北限のとろとろソーキうどん」(同市の柳谷千尋さん考案)、卵と白神ねぎ、三種町の豆板醤を使いまぜそば風とした「稲庭絡めん」(秋田市の成田尚史さん考案)。
また、サイドメニューは白神ねぎや煮込んだ豚なんこつなどを盛り付けた「白神ねぎと豚軟骨のとろ旨丼」(能代市の伊藤芽璃さん考案)、山ウドやシイタケの天ぷらと、白神ねぎ、ミョウガなどを使ったおにぎりのセット「山の恵み天ぷらと香味混ぜこみおにぎり」(同市の伊藤恵さん考案)を選出した。
20日に同市海詠坂の能代山本広域交流センター第1研修室で能代JCと佐藤養助商店、考案者が集まって審査会を開き、実際に調理したメニューを試食して最優秀賞を決定する。
企画を担当する能代JC価値創出委員会の大高直道委員長は「多くの応募があり非常にうれしい。地域の特産が何なのかを改めて探すことで、魅力の再発見にもつながったのではないか」と話していた。
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