庄内地域の企業の魅力 若手社員らに取材まとめる 公益大生「ハタラクカタチ」冊子作成
庄内地域の企業などが持っている魅力を若者目線で広く発信しようと、東北公益文科大学(酒田市)の学生有志が、そこで働く若手社員らを取材してまとめた冊子「ハタラクカタチ」を発行した。2019年度から毎年作成しているもので、6号目。広く庄内地域の高校生に配布するほか、公益大ホームページに掲載。携わった学生たちは「見やすさと読み応えに力を入れた。企業の魅力が伝われば」と話している。

公益大学生有志が製作した冊子「ハタラクカタチ」
昨年春に当時の2、3年生有志7人がプロジェクトチームを結成し、公益大地域共創センターの協力、庄内開発協議会「公益のふるさとづくり活動補助金」の助成を受けて製作したもの。学生自らアポイントメントを取り、酒田、鶴岡両市の5つの事業所を分担し訪問。経営者や、公益大卒業生ら若手社員に「ワーク」「ライフ」の2つの視点でインタビューしまとめ、訪問した学生がその事業所について思ったことを自由につづった「VOICE」で「企業の魅力」を考察。同11月に行われた庄内地域企業見学バスツアー(庄内地区商工会広域連携協議会主催)で視察した企業・団体3社もレポートしている。
プロジェクトリーダーを務めた4年の菅原綾乃さん(21)は「文章を作るのが大変だったが、読み応えのあるものになったと思う」と。同じく4年の大瀧里奈さん(21)は「こだわったのは表紙。仕事に対する思いや生きがいを聞き貴重な体験になった」、3年の今野美歩さん(21)は「企業の説明を聞きまとめるのが難しかった。企業の魅力が伝われば」と話した。
冊子はA4判、オールカラー17ページ。5000部を発行し、庄内地域の高校3年生に配布するほか、図書館などに配置する。巻末には庄内地域、県内の企業などを広く紹介しているリクルートメディアサイトのQRコードを記載。冊子に関する問い合わせは公益大地域共創センター=電0234(41)1115=へ。
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