ピカピカの1年生に贈られるモンベル製の〝ランドセル〟

　小学校に入学する新1年生にランドセルを贈っている八峰町は、今春からアウトドア用品メーカー「モンベル」（本社・大阪市）製の通学用バックパックを採用した。本体の色は4色あり、新入学児童が好みの色を選択。校章ではなく、町のロゴマークを入れた。7日に行われる八森小、峰浜小の入学式で贈呈される。

　同町では、子育て世代の経済的負担を軽減しようと、毎年、小学校に入学する新1年生にランドセルを贈っている。
　町教委は、町とモンベルが「連携と協力に関する包括協定」を締結（5年12月）しており、同社の製品の中にランドセル（通学用バックパック）があり、児童が持ち帰りしているタブレットの収納にぴったりなポケットが付いていることから、今春から同社製を採用することに決めた。昨年度まで贈っていたランドセルにはタブレットを入れられる大きさのポケットがなかった。
　今春は八森小へ7人、峰浜小へ17人の合計24人が入学予定。通学用バックパックはワインレッド、ブルーグリーン、ブラック、ブラウンの4色展開で、子どもに希望の色を選ばせたところ、ワインレッド10人、ブルーグリーンとブラウンが各6人、ブラック2人だったという。
　素材は840デニール・ナイロンにTPUラミネート加工が施されている。サイズは3種類あるが、成長著しい6年間の使用を考慮して中間の容量15㍑を採用した。
　24人分の経費は約33万円（ロゴマークのプリント代を含む）。町教委は「楽しく通学し、大事に使ってほしい」と話していた。