
開花を迎えたタカトオコヒガンザクラの「標本木」
伊那市は4日、「天下第一の桜」と称される高遠城址公園(伊那市高遠町)のタカトオコヒガンザクラの開花を宣言した。昨年より1日早く、過去10年の平均より2日遅い。宣言に伴い同公園を会場にした「さくら祭り」が始まり、県内外から大勢の人出でにぎわう観桜シーズンの幕が上がった。見頃は10日ごろを見込むという。
タカトオコヒガンザクラはやや小ぶりで強い赤みが特徴。同公園には約1500本が植わる。過去10年の開花の平均は4月2日。昨年の開花は5日だった。
開花は同園南口周辺の「標本木」で確認。白鳥孝市長は「ずっと心待ちにしていた。いよいよ開花で、とてもうれしく思う」とし、同地域には高遠そばや高遠石工の石仏など桜だけでなく魅力的な要素が多くあるとしていた。
「さくら祭り」の期間は散り終わりまで。開園時間は午前8時~午後5時(最盛期など時期によって前後する)。ライトアップは8日から散り始めの期間行い、点灯時間は午後6時~9時。
5日から有料入園。個人が大人600円、小中学生300円、団体は大人500円、小中学生250円。
今年は同公園の開園150周年。公園の歩みを振り返るパネル展、高遠ご城下通り(国道361号)へのタペストリー設置、高遠すごろく「ケンの歴史大冒険」を活用した園内スタンプラリーといった記念事業も展開する。
公園周辺は交通規制を実施。シャトルバスなどの情報はさくら祭りのホームページなどで紹介している。
伊那市は今年からさくら祭りの入園券をオンラインで事前に購入できるデジタルチケットを導入した。インターネット交流サイトLINE(ライン)を介して手軽に購入し、会場での現金のやり取りなどを省略してスムーズに入場できる。来場者の利便性向上を図ると共に市の情報発信につなげていく。販売期間は散り始めの翌日まで。
国の交付金を活用した「伊那市交流人口・関係人口基盤構築業務」事業の一環。ラインを介していつでも購入でき、当日は窓口に比較的並ぶことなく入場できる。支払いはクレジットカードや携帯電話を活用したキャリア決済に対応する。
利用者には継続的に市の情報を発信し、地域の魅力に触れやすい環境を提供。アンケートも行って年代や地域の情報に基づく利用者の需要を把握して、今後のイベント企画や施策に活用する。
障害者手帳のある人と介助者1人、伊那市民は入園料が免除されるため、デジタルチケットを購入する必要はない。デジタルチケットに関する問い合わせは市地域創造課(電話0265・78・4111)へ。
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