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北羽新報社

サクラマス釣り解禁 米代川に全国から太公望 能代市

サクラマス釣りが解禁され、米代川にも多くの釣り人が訪れた(能代市内で)

銀白色の大きな魚体が美しいサクラマス

 県内の各河川で1日、サクラマス釣りが解禁された。全国的に好スポットとして知られる米代川でも早朝からサクラマスを狙って竿(さお)を振る〝太公望〟の姿が多く見られた。

 サクラマスはサケ科の一種。川でふ化した後は海へ出て成長し、産卵のために再び川を遡上(そじょう)する習性がある。銀白色の大きな魚体が特徴で産卵期を迎えた雌には薄いピンク色の模様が見られる。釣ることが難しいことから〝幻の魚〟と呼ぶ愛好者もおり、遊漁期間に入ると各地の河川に繰り出す人が多い。
 能代市を流れる米代川は、多くのサクラマスが遡上することで全国的に知られ、解禁日の4月1日には、県内外の釣り人でにぎわう。向能代や朴瀬、二ツ井町飛根などに点在する好スポット近くの堤防や河川敷には今年も県外ナンバーの車が多く止まり、釣り人が川の様子をじっくり見ながら、竿を振った。
 上小阿仁村から訪れた50代男性はこの日の午前中だけで、2尾釣り上げて「ただただうれしい」と笑顔。シーズンオフ中に川の流量や水温などの状況に応じて、どのようにアプローチするかを考え、今回の釣りに生かしたといい「なかなか釣ることができない魚である分、釣れた時の達成感は他の魚では味わえない。保持できる数に制限はあるが、釣れるだけ釣りたい」と話した。
 一方、別の場所で竿を振っていた鹿角市の70代男性は「午前6時から場所を変えながら頑張っているが、なかなか釣れない」と苦笑い。釣りを始めた20年ほど前に釣り上げた時の感動が忘れられないとし、「今シーズンで1尾は釣り上げたい」と力を込めた。
 米代川水系サクラマス協議会の共同漁業権遊漁規則によると、昨年の改定で漁期は7月末までとなり、1シーズン当たりに保持できるのは10尾まで(体長16㌢以上に限る)となった。遊漁券(手釣り限定)は年券1万5千円、日券3500円(現場売り5千円)で高校生以下は無料。

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